昨日は
神田ぱん邸で「ワタ鍋会(渡邊会)」をやった。
沢尻会のように渡邊さんが奉られる会かと思い、それなりの覚悟ではせ参じたが、渡邊さんはせっせと給仕をしてイカのワタでつくった鍋を皆に振舞って大忙しの会だった。
あの忙しさでは目が回るのでは……とご老体を案じていたものの、遠近両用メガネのおかげでそんな心配は無用だったようだ。
皆より多少遅れて参上したので、顰蹙を買わないために威圧的な登場をしようと、来訪時には玄関先で「着いたどーー!」と何度か大声を張り上げのだが、それをうけて
玉置さんが「悪者がきた……」とつぶやき皆で同調していたようだ。この件では今後、名誉毀損で訴えるつもりだ。
そんな被告は、新鮮なミルク蟹と深海魚も手配してくれていた。
しかし被告玉置にはなぜか感謝の心がちっともわかないのが不思議だ。逆に、連れ添っている奥様でも完全シカトするようなくだらないギャグを真顔連発するので対応に困りはてる。玉置さんの相手は、うちの高校生の息子くらいがちょうどいいと思った。けっこう仲良しだし……。
別名トゲ蟹のようなミルク蟹の身を、要求するたびにとってくださった
坂さんには心底感謝している。
坂さんはカメラマンなので写真もバンバン撮っていて、ま あいろいろと「トル」ことの宿命のような人なのだと思った。(ここで使用した写真はすべて坂さん撮影)私自身、サービス精神においては日本一だと 思っていたが、坂さんには脱帽する。サービス精神が高じて、世にも恐ろしい私のドアップを無許可撮影し、皆に披露してよろこばれていた。
えー とあと私のことを「けだるい雰囲気」と称した方がいたので現場で多数決を取ったら圧倒的に賛同されたことは驚きだった。驚きす ぎてしつこく食い下がってしまった。まあホントのところは別にけだるくてもいい。しかし40年自身とつきあってきて、自らをけだるいなどと思っ たことは一度もないので確かにものすごく食い下がった。「態度がでかい雰囲気」とか「調子に乗ってる雰囲気」なら何十回も言われてるような気がするが、けだるいって……。
グダグダになっている深夜に、いきなり、まいっちんぐマチコ先生の実写版がテレビで始まった。鼻炎の薬で珍しく目がショボショボしていた
フジモトさん(普段は野性的本能から正しい姿勢を崩さない)の目が一気に覚めたようだ。意外とわかりやすい。
ま いっちんぐマチコ先生は実写版が決定した際には、三浦和義が出演することもあり、
当時ハチでも話題ににしたことがある。調べたら2003年の作品だった。
河崎実監督で、ヒロインのマチコ先生は
仲谷かおりさんと言う元ヌードモデル。惜しげもなくおっぱいを披露していた。
彼女の前職は元客室乗務員だ。社員の時にヌードになり解雇されたという武勇伝があり、まさにマチコ先生にぴったりの配役だったが、観てる時にはドンくさーと思っていたので過去を知り深く反省。
この実写版について駄作だという
山口マナビさんと、努力の跡が見えるというフジモトさんは微妙に討論をしていたが、おっぱいは終わってしまったため、フジモトさんはさっさと布団にもぐりこんでいた。やっぱりわかりやすい。
あ と、去年旅行の際、タバコとかあげて散々世話をした(通称)係長に、私は何度もチョイ蹴りやとび蹴り、かかと落としなどの暴力行為を受けることとなった。しかもすべて背後から、という姑息な手段だ。どこの流儀だろうか。あろうことか髪の毛ひっぱるという最低最悪の技も披露したようだが、私の毛穴はわりと鈍感 なのでそれに気付くことはなかった。
それと、ワタ鍋会の別の目的、組み体操の人間ピラミッドをしようと思っていたのだが、整体師のふみづきさんにマッサージをしていただいてすっかり忘れていた。
足裏のツボで、私は肝臓とすい臓が悪化していることがたしか判明。係長も対抗して、やってもらっていたが、全ての臓器が悪いという結果に落ち込むハメに。なにしろ生殖器も悪いという結果に、人間失格なムードさえ漂っていた。
私はそうとうな寛大な女なので、係長による度重なる失敬な行為も容赦するものの、寝ているときでさえ回し蹴りを食らわされたのには夢かと思った。私の懐 の大きさに感動し、心を入れ替えたのだろう、朝になったらいきなり「禁煙すんの!」となぜか怒ったように発表していたので気が狂ったかと思った。はあ?勘違い系の侘びのつも りかもしれない。親切な私は、彼女のタバコとライターを自分のバッグにしまいこみ、禁煙に協力することにした。
人がいいにもほどがある。
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後日談として、今日、けだるいについて友人らに話しをしたら長年の友だけあってやはり解せないようであった。しかし「めんどくさがり」がイコール「けだるい」だとしたら、それは納得できるんじゃないかという結論に至った。私も納得した。