Weekly Teinou 蜂 Woman: どんな子どもにも金の冠を捧げるべきなのです。でも私にはくんなかった！（新宿ピカデリー！）

かわいくって食べちゃいたい映画でした。ゴクリ。

去年の春、その奇跡的なシーンが惜しみなく公開されて動悸息切れめまい及びノロウイルスに苛まれていましたが、とうとう今日は本物の「かいじゅうたちのいるところ」を観てきました。映画や本の感想は、好きな作品ほどコーフンして支離滅裂になるのであまり書かないのですが、それにしても、長蛇の列に並んで購入したコーラを一口しか飲まなかったほど、と書けば、この心臓の高鳴りをお聞きいただけますでしょうか。

キョーミをもたれた方は、doyさんの、あなたの中の子どもへ-『かいじゅうたちのいるところ』公開を前に（すばらしいです）を読んでいただくとして、私が鑑賞後、炭酸の抜け切ったコーラをガブ飲みしながら即座に思ったのは、賛否両論というよりも、これは爆発タイプの悪ガキ（または暴れん坊、もしくはあまのじゃく、あるいはひねくれもの）だった人と、そうでなかった人では、しょっぱなから引き込まれ具合がまるっきし違うんじゃないかなーということでした。

あと、反抗期を迎えた子どもを持つ親にもクるものがあると思うので、子育て中に「あれ？」っと思ったときに観ると、そんじょそこらの育児書よりもずっと役に立つと思うんだけど、いや待てよ？ちがうかもしれません。

でも私の場合、すでに息子のオンさんが手に負えなかった時期をハア？という間にクリアしています。こういう親が、夢空間な映画館を出たあとかられる衝動とは、「あーーーーー木の棒振り回して、無邪気に大笑いしながら、狂ったように大暴れしたーーい！」ってことでした。要注意！

ちなみにオンの感想は、「ま、わかる人にはわかるんじゃね？わかんない人にはわかんないと思うけど」というクソ生意気なものでした。わかるって、何が？とは聞きませんでしたが、「途中、ジャッカスみたいで良かったなー！」（オンはスパイク・ジョーンズの大ファン）ということですのでやはり私の「わかった」とは、多少ちがうのかもしれません。