最近気に行った写真はこれ!んーシブい!
鎌倉方面に行った。たしか先週も行った気がする。
「セミみっけ大会」をキメつつ(オシャレというイミで)歩いていると、どっかの母子が夏休みらしいプチイベント「せみとり」をしているようでその捕獲数がハンパなかった。「今日はもうこのへんにしとこ。また明日ー」などと母が一方的に終了宣言をかましていたところをみると毎日採集してるらしい。あれ、きっと食用だな。かあちゃん、肥えてたし。セミ太りでしょアレ。
そのあと鶴岡八幡宮に行った。なにしにいったかというと、去年ぶったおれた大銀杏の痕跡をさがしてアハハーと笑うためだったんだけど、巨木(幹の下部)は大層なVIP扱いを受けていて、大銀杏復活のため!東日本大震災復興のためーーー!と、並列でシャーシャーと寄付を募っており、豪快に笑うには至らなかった。なんだよこれ。なんなの。
巨木がまったく期待はずれだったので、蓮がこれでもかとひしめく悪夢のような池にわざわざ身を委ねることにしてみた。蓮コラトラウマの精神を叩き直し、蓮コラ耐久力を身につけるためだ。だけどもこれもまたクサ亀が異常に大量発生していて、まったくそれどころではなくなった。モグラたたきができるほど亀が次々に登場するんだけど、あ、これ、放射能のせいにするとこかな?
一通りの亀に”りんごあめ”の残飯をあげていたら、ものすごい異臭を放つ兄さんが音もなく忍び寄ってきて、ビニールの中から腐ったつみれのようなものを取りだしては亀にせっせと与えていたのが不気味だった。(上の写真がそれ)でもあれ、村上隆にそっくりだったなー。たぶん本人だと思う。
そのあと「合流」と称して女子会にまんまと忍び込むことに成功し、女子哲学を学んだつもりになったのち、葉山の海の家っぽいとこで行われる
二階堂和美さんのライブへ向かう。海岸では生まれて初めて買ったばかりのサンダルを海に沈めた。財布も沈めた。スカートの半分とパンツの3分の1も沈めたっぽかった。
二階堂さんのライブははじめて行ったのだけども、なんというかこう、神前式のときに厳粛な(でもヘンテコな)音と空気が流れるでしょう、あんな感じのピリリとしたスタートで「あ、よさげだー」って思った。身の危険を感じないライブというのはけっこーもしかして初めてのような気がするんだけど、別の意味でのピリリ。さっきスカートとパンツ濡らしたおかげで、感動のあまり漏らしてもごまかせるレベルでよかった。いくない。
二階堂さんの歌は脳天に響く。響くというかつらぬく感じ。夏のはじめだか終わりだかにホラ、「カミナリが頭から足の先にむけてカラダを貫通したんすよーまいっちゃうよねーでも生きてんの、ほれなんでもないの、このとーり、ガッハッハ」っていうオヤジが一人や二人ワイドショーに出てくるでしょー、あれね、あんな感じ。オヤジわかるよわかる、その非日常体験、ワイドショーででしゃばってでも伝えておきたいつらぬき具合。震度5弱くらいなら微動だにせず聞き入ることができると思うあの声は、自然音だし、楽器だし、生物ぽい波動をだしてた。
CDとかMVもいいけどライブはまったくの別物だと思った。ちょっと興味がある人はぜひ行ってみるといいよ。何しろ、野生動物がターザンを呼ぶ時の、ジャングルを震えさせるようなあの雄叫びが聴けるからね。安全だし。
あと、Twitterでフォローしてくれてるフォトグラファーの川瀬一絵さんにやっと会えた。こんな書き方すると、私がどうにも変態みたいだけど(しかも触りまくったらしい)、島根で同郷だし、またなんとなくその土地を彷彿とさせる写真を撮って次々にブログにアップしていて、さらにはつぶやきで絡まれたりカツアゲされたり、カレーパン買いに行かされたりしていたので、なんか、会いたかった人だった。たまたまだったんだけど、会ってみりゃーただの犬っころだった。毛足がそれほど長くもないちょっとモシャモシャの小さめの犬っころのイメージ。もちろん雑種。そんな犬っころが、重そうなカメラを抱えて写真を撮っている。そんな素晴らしい光景って、この世にあるのかな。あったみたい。個展開催中みたい。31日までやってるみたい。なにこの流れ。
これからもっともっといい写真撮りそうだなー、わんわん。
あーそんで、砂と海水に沈没した(らしい)私の財布の中身は、当然のごとく砂だらけになっており、翌日、息子のオンにお金を渡したら「なんだこれ、砂だらけじゃないか、砂かけババアかよ」って言われたんだけど、これって家庭内暴力に等しいですよね・・・?