ご立腹である。
たこ焼きを買ったら、タコがあまりにも小さかった。
銀だこというからには、そしてたこ焼きひとつで全国展開しているチェーン店であるからにはそれなりに良いものを出しているんだろうと勝手に思った私がバカである。
もしこれがクチに合わない、おいしくない程度なら、これはもう好みの問題だから何もいうことはないけれど、じゃあ私は何にご立腹なんでしょうかといえばタコのサイズだ。
小指の爪ほどもない。しかもこれがぜんぶのたこ焼きに共通している。というかタコどこ!? もう最後にはたこ焼きを味わうのではなく、たこ焼きをクチに入れてタコを探すプレイをしているような気分だった。食べものの恨みと言うものは恐ろしい。
たこ焼きに関してこんなにうるさい女なのかと思われた方もいらっしゃるだろう。ちがう。私はチェーン店のたこ焼き屋、要するにあれだけ儲けているにも関わらず、タコが小さいとはナニゴトだと言っている。
これが屋台ならまったく話は別だ。あの人たちはべつにボロ儲けしてるわけじゃないし、なによりふうてんだからその土地の信用を得なくてもよい。そして彼らは私に疑われている。最初から疑ってかかってりゃ、まあいっかーってなる。
そうです。屋台でたこ焼きを購入するときには、猜疑心をもって私は彼らに挑みます。
しかも総体的に、であるものの、彼らは姑息であるけれども卑怯ではない。タコが惜しいならいっそ「入れない」という手段をとるのだ。いさぎよいじゃないか……。
そこで猜疑心の塊でもって購入し、スグに店の前で試食する私にナイことを勘づかれ
「ちょ、おっちゃん! 入ってないじゃんタコ! 入れてよ、大きいやつ!」
と文句を言われて渋々交換してくれたりするのである。
こういう有事に試食もぜずに家まで持ち帰ったり(そんなことはしませんが)、車の中で食べようなどとして入ってなかった場合、それはもうワタクシの完全敗北というものだろう。彼らが悪いのではない。むしろチェックを怠った私が悪い。はいすみませんでした、以後気をつけまーーす、となる。
で、今回の場合は狡猾にも入ってなかったわけではないので苦情も言えないではないか。万が一の場合でも、マニュアル化された中で、バイトの兄ちゃんに文句を言ってもしかたない。悪いのは上層部。この! 小さすぎる! タコの大きさを決めた人たちなのだ。
はーーーーーー。
……と、ここまでコーフンして一気に書きましたが、んーフランチャイズだったら店舗ごとに定めているのかもしれない……? と検索してみたら見事にフランチャイズでした。でも対応した彼はどう見てもバイトっぽかったし……とここら辺で犯人探しみたいなことはやめますけども、とにかく銀だこのたこ焼きは金! 輪! 際! 食べません!
おつかれさまでした、わたし。
では気が晴れたのでTwitterネタにいきましょう。
2017/9/26
2017/9/27