週イチではちみせに来てもらっている同級生のHは、パッキング・梱包のプロになった。とくにわたしが大の苦手とするTシャツ畳みの技術レベルはウルトラ級である。
はちみせでは基本的に、Tシャツの類は宅急便コンパクトで発送していてタテ20ヨコ25cmに収めなければならないのだけど、S〜XLサイズまでパーフェクトに畳み、OPP(透明なビニール袋)にビシッとキメてくれる。
たまにヘルプで友人のヨヨが来てくれているが、なにかの集まりとかで他の友人らを前にすると「Hちゃんってすごいの、Tシャツ畳むのすごい早いしロボットみたいな動きなんだよ。しかも正確! SもXLもぜんぶ同じサイズに畳めるんだよ!」と、ものすごく得意げに(マンガで描くと鼻の穴をふくらましながら)自慢をしているがあれはいったいなんのマウントだろうか。しかも聞いてる友人らは、Hも知らないしTシャツもどうでもいいだろう。大抵は「はぁ...?」の表情をしているが、ヨヨはそれを言ったあと、大変ご満悦だ。
そんなヨヨっちでさえ、先日350枚梱包の時にはとうとう自分も畳むと言い出した。ほかにZINEの発送もあり、Hのほかにあまり慣れていない3人がきてくれていた。いよいよ自分も先輩として畳まないわけにはいかないだろうと腹を括ったようだ。
その日、終盤ではわりとHに近い畳みレベルになっていて驚いた。何が言いたいかというと、わたしは6年間Tシャツを畳んできているけれど、未だにビシッとキメたことがただの一度もない。もはやTシャツをまともに畳めない才能があるとしか(マジで)思えませんっ! ということです。
6年前は一枚畳むのに20分近くかかっていた。未だにだいたい10分はかかる。どうにか満足度30%くらいに畳めたとしても、OPP袋に入れる時にまたグチャグチャのシワクチャになる。こうして書くだけでもまた発狂しそうになっている。発狂するとまずいのでもうこの辺でやめときます。
これは袴田章子さんが、届いたTをTwitterにあげてくれた画像。パーフェクト!