▼おまわりさんの一人称について
キュンキュンする職質中
年始のことである。そういえば、おまわりさんが「本官は……」と言うのを聞いたことないな? と思い、アンケートをとった。ご協力いただいた方、ありがとうございます。結果は以下のとおり。
皆無と言うわけではなかったが、やっぱり少ない。
「おまわりさん」というのは聞いたことありますというメッセージがきて、たしかに私もそれはあるような気がする。
検索してみたら同じように思っていた人もいて、世の中の追求により淘汰されたのではないかということだった。
この件を話していたら、
「そもそもおまわりさんと話す機会なんてなくない? 」
と言われて、
「えーメッチャあるじゃん。先週もパトカーから呼ばれたよ」
とつい口走った。
日頃から私の外での行動に対し、苦言を呈する友人である。車道を横断したことがバレてしまった。おまけに
「しょっちゅう捕まるし…」
と、まるで犯罪者のようなセリフまで出てしまう。自転車の登録をチェックされたり、職質されたりのことである。考えてみれば最近はそんなことも減った。
年をとることは、それほどマイナスなことばかりではない。
▼正しい白湯
ル・クルーゼのカップ。重すぎて持つのがしんどい。
▼脳とコトバのしくみ
肉に添えられていたカニクリームコロッケ。見切れていますが。
洋食屋さんでステーキを注文したら、カニクリームコロッケが付いてきた。
(カニクリームコロッケのクリーム抜きが欲しいな…)と思ったら、バチが当たったのか服に落ち、転がって長イスの上に着地した。瞬時に拾ってバグっと口に入れたら、隣の席の見知らぬおばさんが
「えっ!」
と声に出した。
わかります……わかりますよ。つい心の声がクチに出ますよね……と、一瞥もせずに何食わぬ顔で食事を続けた。
中年になると、脳と連動して咄嗟にクチに出てしまうことがよくある。連動というよりも、直結といったほうがいいかもしれない。会話をしていて話し終わったあとで(ああ、私はこんなことを思っていたのか)などと気付くこともあるくらいだ。思考スピードに脳が追いつかないのか、その逆なのか、そこはよくわからない。
クチが脳……。
絵図を想像すると、そうとう気持ち悪い。
アラレちゃんのニコチャン大王みたいなものかな……? と思ったらぜんぜんちがった。
ラベル: ハチコラム