昨日から延々と商品ページを作っていてまだ指が痛む。なかなか集中できないけれど、明日の正午までには32ページ仕上げなければならん。リュウマチってこんな感じかなあ......と思っていたら、ケイちゃんが同じような症状だそうだ。「アリナミンメディカルゴールドを飲んで改善を目指す」とツイートしていて即座にポチる。
出かけなければならないタイムリミット15分前にページ完了。天才の所業だ。大急ぎで化粧して表参道を目指す。完全防寒で挑んだので、電車の中が暑すぎて吐き気がしてきた。しかし意地でもダウンは脱ぎたくない。ネックウォーマーも外したくない。何かと戦っている気分というかゲーム感覚で「ぜったいに! 脱がない! わたしは!」と何度も思った。車内を見渡すと誰もコートを脱いでない。みんな平然な顔をしている。でもぜったいに我慢していますよね? と、聞いて回りたい。もしかしたら同じように戦っているのだろうか。そうでもしないとやってらんないのよね......。にしても、前にいる女性、ファーのイヤーカフくらいサッと外せるのでは? とも思った。パーフェクトなまでによけいなお世話なのは知っているからもちろん言いませんが......。
表参道を降りたら降りたでまた異常な人混みで本当につらい。たまに人間界に降りるとこれだからいやだ。
ところでわたしは人間界にて津田周平 個展ツアーに向かっている。友人ら総勢7名で集合するので断固としてツアーと呼ぶ。
到着したらすでにヨヨが来ていて、マニアパ夫妻もいた。マニアパさんの奥さんRちゃんが現在ハマっているのが「チョロギ」という縁起の良い食べ物。見たことはある。尋常じゃない推しっぷりで、みんなに布教して回っているようだ。わたしも一袋もらってしまった。熱量がハンパないのだが、こういうケースはわたしの場合はすぐに飽きがきて、次に会った時には「なんのことだっけ?」などと言って相手を閉口させてしまうのがオチだ。チョロギが先端に付いて、七色に光る指示棒まで披露されたけど、次に会うRちゃんはどうだろう。楽しみだな......。
本日の主役、津田周平氏ははちみせオリジナルselfieキャップを被ってくれていた。しかもめちゃくちゃ似合っている。本当にはちみせのアパレルと相性が良い男だと思う。専属モデルになってくれないか。ならないでしょうね、はい。
「また明るくなってきた」
津田氏の個展のタイトルである。彼は意図してないのだろうが、絵に向かう執念、その津田氏の姿勢を見事に表した10文字だ。わたしはこれをTwitterで目にした時、うっかり泣きそうになってしまった(ぜんぜん泣いてませんが......)。
わたしは彼が絵を描いている姿を見たことはないけれど、取り憑かれたように描いている姿を想像する。そしてそこに行き着くまで、どれだけ考えあぐね、試行錯誤を重ね、躊躇い、筆を握るのだろう、その時間がどれだけのものか考える。
間近で観ると、重ねた絵具に躊躇いの背景が見えてくるような作品群。黒々とした絵の深さたるや......深層心理にあるドス黒いものと、津田周平という人物の、無垢で真っ白な一面が混在する絵だ。
主役の(白)津田周平さんを拉致して行こうとしたトンカツ屋まい泉に振られ、その次も満席で、やっと入れた台湾料理屋は個室かつ円卓(で廻る円卓がついている)というプチあがるシチュエーション。メンツはesou ceramics菊川さん、克子、犬ん子、ヨヨ、伊野孝行氏。先週あたりに伊野さんちでごちそうになったときも円卓だった。あの日はごちそうというか、本来は、来年"はちみせ"でやるグループ展の打ち合わせをするはずだったんだが、〆に下高井戸のカラオケ屋に行ったりしてうやむやになったのだった。今日こそ打ち合わせるぞと思ったけれど、結局「あの大手企業に突撃しよう」とか「昨日の夜何食べたか順番で言おう」とか「おれはあの人に嫌われているのだ」といった告白とか空を飛んだ話とか、菊川女史がフォーチューンクッキーで撹乱させてきたりとか、およそ作家らしからぬくだらない話で終始してしまった(わたしがいたからかな)。そのうえ、伊野さんと犬ん子、チャンキー松本さんの3人展でいいじゃないかと言ったら、どうしても5人以上でやりたいと犬ん子が言ってきかない。今思いついたんだけど、もう「5人以上展」でよくない? 異常でもいいけど。どうせみんな異常でしょ。
高速すぎてもはや見えないわたくしのブランコシーン(店探しの途中で)