本日のタイトルはこのスレタイよりライブ中継しますとカタールが白組ということが判明しました。
さて今日もグチのみでお茶を濁します。なぜなら早く寝なくてはいけないからです。
私、わかったんですけど、オカンはけっきょく誰かに怒ってないと精神の安定が図れないのではないか、と気づきました。つい最近までは私の弟だったんですが、ヤツはまんまと彼女とヨリを戻し、そのとたん、彼女の興味は弟から息子のオン(オカンにとっては孫ですね)に対象が移りました。
しかしどうも最近、オンの悪さが目立たなくなってきました。母である私としては喜ぶべきなのですが、そうとも言ってられない状況になってきたのです。つまり、対象が私に戻ったわけです。
うすうすは感じていましたが、家族内では唯一まともである私が「いやまさか」という気持ちでいたところ、昨日、決定的な出来事が起こったのです。
私は食後、ソファにふんぞりかえってタバコを吸っていました。そしてつい灰をじゅうたんの上に落としてしまいましたが、もちろん知らんぷりしていました。そしたらあのやろう、あのやろうとはオンのことですが、「おーい、ばばちゃーん、灰落としてるよ、白いじゅうたんに!」とわざわざオンが、床の色までつけて大声でチクッたのです。反射的に手で灰をササッとかき消したのですが、白いじゅうたんが見事なグレーに染まっていきます。「あ、手でこすって灰色になったぞー」とこれでもかとチクるオン。私のマンコからでてきたとはとても思えない仕打ちです。
オカンはなにやらヒステリックに叫びながら掃除機を出してきました。私だって掃除機くらいかけれますが、彼女の城である実家に掃除機をかけることなどたぶん彼女のプライドが許さないでしょう。というかまともにかけないので、さらに激高しながらやり直すに決まっているからです。こういうときはひっそりと家具に同化しながらじっとしていることが最善の策であることは、40年間彼女を見てきた私が一番良くわかっているのです。まあそれはそれで腹立たしいのでしょう、散々なじりながらじゅうたんはみるみるキレイになりました。
そしてこのような場合、まあ長年の知恵とでもいいましょうか、そそくさと帰るのが最善策であることも私は知っています。そこでさりげなく急いで玄関に向かったところ、オンが「おい、携帯忘れてるぞ」とこちらへ飛んできました。おそらくチクったことへの後ろめたさもあるのでしょう。そしてテーブル越しに私のほうへ手を伸ばした瞬間、お茶の急須を床に落としたのです!バチがあたりました!
今度はブルーのじゅうたんに、お茶の葉がバラバラ……。
「あああっ!!オカン!オンが急須を落としましたーっ!!お茶っ葉がこぼれてる!」
と意気揚々と通報したところ、今度は雑巾を片手にオカンが中腰で突進してきました。そして驚くべきことに「アンタが携帯を忘れるからいけないんでしょ!だいたいいっつもモノを忘れすぎんのよっ!」といいながら、狂ったように床を拭いていました。その姿があまりにも狂気じみていたので、私は猛ダッシュで家を飛び出たのです。家を出ちゃえばこっちのもんですから。
このように私は昔から、着の身着のまま飛び出したまま、ほとぼり(オカンの熱)が冷めるまで数日から数ヶ月、キセル放浪の旅などに出てのんきにやり過ごしていました。
まあ今は立派な中年ですからそんなばかげた事はしませんけども、しかしながらどうも腑に落ちないなあ、ああそうだ、オカン怒りの対象は今は私なのだなあときっちり悟ったのでした。
順番からすると次はオトンの番です。