イカタコ本、場外乱闘のお知らせ
10/18(金)から期間限定で「PHYSICAL TEMPO KIOSK」at シブカル祭。2013に出品します。場所は渋谷 PARCOのスペイン坂広場、まさに場外乱闘です。イカタコ本参戦者のみなさんも出品していますので、イカタコで2倍、他のグッズでその何倍も楽しめるという贅沢このうえない屋外テンポ。思う存分イカタコの良さを味わってください!見本はありますが、醤油は置いていませんので読むことは出来ても食べることは出来ないかもしれません。いや、やろうと思えばできるかもしれません。
PARCOってオシャレすぎて足を踏み入れるのが怖い......というアナタも、屋外なので安心すぎます!
10/18(金)〜10/28(月) 10:00〜21:00(渋谷 PARCO3F パルコミュージアム特設ブース)
「
PHYSICAL TEMPO KIOSK」at
シブカル祭。2013
×××××××
その日にあったことを淡々と綴る日記が読みたい!人の日常が読みたい!と思っていたんです。たのしみにしている日常ブログ的サイトもあるにはあるけどそう多くはない。いや少ない。けしからんくらい少ない。もう絶滅危惧種です。
今や
SNSの時代、そこで完結してしまってホーコクして『なう』が延々と垂れ流されてゆく。そんなんじゃないっ!そんなナウ読みたくないんだよーーー!どーしてくれるんだよーーー!あ。自分で書けばいいじゃん。と思いたちました。
で、しばらく書いていたんですけど、どうしても感情を入れこんでしまうのです。思い出しては"どよーん"としたり、語り始めたり、ついついそっちに気を取られてしまううえに、他人様が読むことを前提とせず日常綴りもどんどんエスカレートしてしまっていました。こうなったらもう私の爆走はとまらないのです。
今日は2日ぶりに大便しまして、臭いや色がハエっぽかったハエと名付けよう……と詳細に書きそうになったり、誰それと何回ヤりましたがイマイチでしたとか、今度の相手はおっぱい星人だったので胸のしこり発見で早期発見!とか、そんな完全なるプライベートなことまでつい言及せずにはいられない!ああ、書きたい!うぎゃああーーーたまらんーーとなってきたのです。ここまであからさまに日常を晒していいものか?だめ。あけっぴろげにもほどがあるということですが、私はそのほどほどセーブということができません。セーブ?セレブ?ちがーう!セーフ!などと自分で茶々を入れたくなるほど止まらないったらない。
Twitterなんかの場合、暴走している私をしばし監視しつつメールやメッセージでストーーーップ!と歯止めをかけてくれる友人もいたのですが、Blogではそうもいきません。だって暴走した後なんだもの。あとの祭りなんだもの。不器用極まりない私の選択肢、それは、もうやーめたってことしかありませんでした。
……そんなわけで、日常ではない何かについて書こうと思い『お題』を募りました。
コンマ何秒かで提案してくれたのは、自称インターネットに君臨した女神
サチボルタことさっちゃんです。
×××××××
お題【天変地異】
この言葉を目にした時、私はまずギクリとしました。
サチコは呑気に" 台風一過を記念して~ "などとアホ面下げて申しておりましたが、あの白目オンナも意外と勘が鋭いところもあり、隅におけないのです。置くけど。
なぜギクリとしたか。
私の思う、私自身の天変地異は、ジワリジワリと足音も立てずに忍び寄り、つい最近やってきたものだったのです。
Twitterにも書きましたが、私は何事においても前向きすぎる女でした。それはもう周囲が呆れたり嘆いたり怒ったり、あるいは敬意を示すほどの過剰前向き人だったのです。それがいつのまにか、ま逆になってしまっていた。過去にばかりとらわれ、すべてに無気力。ネガティブ女になり果てていたのです。あっ!と気付いた時、それは私にとっての天変地異にほかならなかった。今度は爆音地響きゲリラ豪雨とともにやってきたわけです。稲光が私だけをめがけて落ちてきた。
天変地異です。
ただ、面白いことにも気づきました。運動神経はいい方でしたが、なぜか私は逆上がりも逆立ちもバック転もできない。それって前向きすぎる性格だったからではないかと。とりゃーーーーーと爆走する短距離走、おりゃあああと水をかきまくるクロール。(ちなみに背泳ぎはド下手です)校内を飛び越え表彰されるほど、邁進運動は得意だったのです。
だから、この後ろ向きな今だからこそ、私は逆上がりも逆立ちもバック転もできるんじゃないかと思いつきました。すごい発見です。もしもこの三大逆運動に成功したら、ネガティブな人は逆運動ができるという事が法則として証明されるわけで、イグノーベル賞も夢ではないんじゃないかと思います。なんかこれ、ポジティブですよね。もちろんやりませんけど。だってホラ、ネガティブだから。
心中の天変地異について書きましたが、実際に起こったことについても書きたいと思います。
あれは小学4年生くらい。クソ生意気な盛りですね。ヒマな夏の日でした。ヒマすぎて家の前をブラブラしていたんですけど、フト亀田のおばちゃんち(隣宅)の前で、前まわりがしたくなったんですね。そう、あの鉄棒の前まわりです。
ちょうど私の肩くらいの高さのブロック塀が亀田のおばちゃんちを囲っています。私はそれを見て、(んーこれって前まわりできるのかな。やったらどうなるのかな)などと思いました。つかね、もうね、バカだったんです。思ったからにはやらずにはいられない危険印の性格です。ほらね、ここまでバカだったんです。
ブロックの上に両手を乗せ、えいっと腕に力を入れました。(お、できるぞ)などと思ったか思わないかは忘れましたがそのまま頭を思い切り下に下げてしまったのです。
地球がひっくり返ったとはこのことです。
そのうえ額と鼻とアゴをブロックにガチコーンと打ち付け、世界は真っ暗&チカチカと星も煌めいていました。
ブロック塀から亀田のおばちゃんちの壁までの隙間は大人が一人歩ける程度のものでしたから、私は逆さまになったまま身動きができません。顔から血を(逆さまに!)垂らしながらウグアア......と獣のような声を出し、真っ逆さまの状態で通りすがりの誰かに救助されるのを待ちました。亀田家のウラ庭で飼っていたチロが、いつまでもキャンキャン鳴いていたのをようく覚えています。
その後の記憶はありません。そのまま気を失ったのかもしれませんが、『オカンに発狂され、恐怖のあまり記憶をなくした』というのが、一番可能性が高い気がします。
私が本当に天変地異を経験したことというと、やはりあの日のバカなブロック塀事件を真っ先に思い出すのです。天変地異の意味はまったくないのに、それでもそう思うのです。わかってくれますよね?
わからなければ一度試しにやってみて下さい。
ほんとだ......天変地異だ......ってぜったいご理解頂けることと思います。よろしくお願いします。
くれぐれもーーーー!