出勤後は、日のいいうちに撮影をぶちかまして明日分の発送準備。それから溜まっていたメールの返信をやっつけてから郵便局に行った。街の郵便局はやっぱり好き。杉並桜上水郵便局以外全部好き。わたしのような人間にとって、郵便局(とか銀行とか役所とか)に行っただけで人間としての達成感がある。もしこれを読んでいるアナタも「わたしもー! 俺もー!」と思ったとしたら、同類です。ダメ人間。同志たちよ......。
生活本購入者から、「本を読んで執筆陣1人1人を検索するのが大変」という声を聞いた。では紹介していこうかな〜と手をつけ始めたら、確かに大変だコレ。
各々にコメントつけたり、Wikipediaがある人にはリンク貼ったり、ちょっとしたエピソードなんかも書こうと意気込んで始めたのに、Twitterの垢を探すだけで疲労はどんどん溜まっていく。その上、Twitter検索しすぎると途中で軽めのバンを喰らう。アカウント変えたりしてやってるうちにこれはもうダメだ、これ以上はムリッ! と、脳内会議で結論がでた。人生、あきらめも肝心である。
生活本は、今年2024年の4月16日火曜日午後8時半。95人の一斉日記である。たまに聞かれるが4/16には何の意味もない。どちらかというと曜日のほうに軽く意味はあるかもしれない。月曜は週の始まりだし、水曜は中間だし、木金は花木、花金とか言われるし、土日はご存じのとおり一般的には休日である。となると、火曜が1番なんでもない日じゃない? と、仕事を手伝ってくれていた同級生と話をして決めた。で、執筆陣に依頼するとしたらこの日くらいかねえ......と4月16日になったのだった。なんでもない日、それがポイントだった。
もちろんわたしも書いた。粉々に崩壊した生活と精神、隔離拘束された世界、そして虚構の日常生活を平行線で営んでいるわたしの一部を切り取った。嘘は書いていないけれど、書かないことはもちろんある(それが文章というものだろうが)。
あの日も同じように全身で悲しかった。それなのに、いつものように自分の目も感情も誤魔化しながら仕事が終わってほっとしている自己欺瞞の時間を演じていたのだろう。そのことにさっき気づいた。昨日も今日もたぶん明日も同じように過ごしている。「ここにいて、こんなことをしていていい人間ではない」とは毎日思っている。
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あ、明日リリースなんでよろしくね。生活本もふし日記(改)も出る
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