2025.7.3
同級生らの間で熱心に観ていた韓国ドラマ『未知のソウル』の最終回会だった。全12話。友人Sが昨日、11話を自宅で観てずっと泣いてたという。泣かせるシーンはたしかにあったものの、ずーっと泣くというのは意味がわからない。だったら今日の最終回はどうなるんじゃ......号泣かよ......と、ちょっと楽しみちょっと不安だったのだが、鼻水さえ出さず杞憂に終わる。
Sの自宅は現在、下水のトラブルで水が流せない状況なので情緒不安定で、うちでは思う存分水が流せるから情緒が安定したんじゃ…⁈ ということになって泣くどころか爆笑で終わった最終回だった。

Sが泣くかどうかも気がかりだったが、それよりもわたしは当日昼間にTwitterでいくつもネタバレを踏んでしまい、視聴中ずーっと「(主役の男女が)いつ別れるんだ…いつ…最後の最後なのか......」と心配していたうえに、口には出せないので気が気じゃない。全く集中できなかった。しかも結局2人は別れるどころか理想的なエンディングを迎えた。良かったんだけどよくない。わたしの心配を返してほしい。
2025.7.4
今日ははちみせの売り上げ報告書を120通提出(メール送信)。毎回マニアパさんの返信がマッハの速さで驚く。しかもなんらかの使命感でもあるのか、その度にわたしを笑かしてくれる。今日は「自転車に乗ってたんですが、何か予感がして途中下車をしてこの返事メールを打っています」とのこと。チャリを! とめて! メール返信!!!!!!!! わたしもメールが早い自負があるが(というか、保留にしておくと忘れるし溜まる一方なので)、マニアパさんには負ける。負けてもぜんぜん悔しくない。
仕事場を出たら、いつも人通りが少ない道に大勢の人が歩いていた。なにごとか。スマホで「なんなんだ!」とツイートしていたら、京王アプリから通知がきて人身事故で運転見合わせ(桜上水-新宿間)をしているらしい。歩いて帰る人たちだった。311以来の光景だ。
桜上水は開かずの踏切で毎日のように踏切フェス(祭りのような人の多さ)は開催されているが、それにしてもすごい人。そのうえ、前進して踏切に頭を突っ込んだ車に遮断桿が乗ってちょっとした騒ぎにもなっていた。ある人は2、3台後ろの車にバックを促し「オーライオーライ!」などと誘導し、ある人は遮断機をその腕っ節で上げて車体が傷つかないように手助けしていた。わたしはあとから来たのでとくにすることがなく、「人民の、人民による、人民のための......」と言う言葉を思い出していた。桜上水民、捨てたもんじゃないな。ところが件の突入運転手は若い女で、とくに恐縮する様子もなく誰かに電話して笑っていたので「きさまーーっ!」と思ったけれど、別にわたしが怒るところではないし、わたしがそうなってもこの非常事態を誰かに電話して笑いながら語る可能性もあるな、と思い直した。いや、ここまで書いて、やっぱ笑う前に運転席をちょっと降りて頭を下げお礼を言うと思う。やっぱあの女、ダメだ。
踏切からホームを見たら仰天の人で溢れてかえっている。ちょっと改札あたりも見てこようかな......。と、ヒマな女は駅に入ってみることにしたが、改札前は大変な蒸し暑さと人だった。コンビニにも人、スーパー前広場も人、甲州街道に出たらタクシー待ちの人人人......。さらに雨粒まで落ちてきた。逐一Twitterで実況。あらかたの調査と報告(Twitter)を終えたし、また枕を干してきちゃったので帰路に向かった。

帰って無事枕を救出してソファに座ったら、数カ所蚊に刺されていたことに気がついた。性格の悪さから桜上水界隈の高みの見物をしたばっかりにバチが当たったんだろう。しばらくしたら京王アプリから「運転再開しました」と通知がきた。
さらに「人身による運転見合わせ」の通知がまた来た。は? さっきの続きかな......と思ってチェックしたら、他駅でまた人身事故があったようだ。
もうわたしは8階(の自宅)にいるし、下界に降りて調査も報告もする気力はない。事故の可能性もなくはないけれど、人身といえばほぼ飛び込みだろう。この一連の騒ぎで、有事にコーフンして関係ないのにTwitterで騒ぐヒマな高齢女をやっている最中も、飛び込んだ人のことが頭の奥の小さなところでずっと離れなかった。若いのか中年か高齢者か。どんな絶望だったのか。それから、解放されたのか。
近年、京王線や丸ノ内線で人身と聞くと「身内では?」と安否が気になり心臓がバクバクしていた。確認もできず、動悸がおさまるまでふわふわと浮遊しているようだった。今のわたしにその心配はないけれど、いつまた地獄が始まるかわからない。