2025.6.1
少し前に、何度目かわからんが久しぶりにミラーレスカメラを買ったのだけど、何をどうしてもうまくピントが合わない理由が判明した。液晶モニタが小さすぎて、老眼ではピントが合ってるかどうかさっぱりわからないのだった。PCで見ると毎回「えええええええーーっ?」ってなりストレスがすごい。iPhoneのほうがぜんぜん良い。老眼鏡かけたらちゃんと見えるのだろう(持ってないけど)。けれども撮影するのに老眼鏡かけるのってあまりにもバカッぽすぎない?
そしたら、イスクラさんがXで、「ビューファインダー(覗くところ)を買うとよい」と教えてくれた。PLフィルターも付けると良いという(これはラオスでも教えてもらった)。わたしはとっくに心の中でカメラ使用をあきらめていて、最後の足掻きのように意地で撮影していたのだが、そういえばイスクラさんは人に対しても真摯にあきらめない人だった。一緒に行ったラオスでそれを痛感して、マイリスペクトリストに入閣しているのだ。もう少し使ってみようかと思う。

2025.6.2
頭痛がひどく、出勤前にかかりつけの町医者に行く。月曜の朝だと言うのに患者はわたししかいなかった。桜上水駅周辺は、年内に医療モールが3棟も建つ。みんながそれで控えているのだろうか。「じいさん(医者)、わたしは最後までここに通いますからね!」と思った。あの陰湿で冷たい受付の姉ちゃんの転職の心配までしてしまった。
2025.6.3
弟の誕生日だ。手紙を書く(出してない)。ベランダにいたら、近所の高齢者の方々が総出で騒然としている。調査のためにしばらくベランダに滞在しましたけども、結局分からず迷宮入りとなった。
2025.6.4
ミスタージャイアンツが昨日亡くなったそうだ。「我が巨人軍は永久に不滅です」を、わたしは後楽園で生で聞いた。小2かそれくらいの時、叔父に連れられて行った。もしかしたらあの時、生まれて初めて「群衆」、それも異様にコーフンしている異常数の人たちを見たのかもしれない。
2025.6.5
自宅エレベーターでいっしょになった知らん人に、なぜか「今日は布団干してきました」って報告してしまった。わたしと同年輩くらいの男性だったが「布団をー! そうですか。いいですね」と、大正解な反応してくれた。あれはそうとう社交性ある人だな。エレベーターを降りたあと、遊歩道を歩きながら、それにしてもわたしはなぜあんなプライベートな生活事情を報告してしまったのか、挙動不審すぎない? と思った。布団を干して即家を出たからかもしれない。
昨日この世と物とは思えないくらいまずいトマトコンソメスープを作ったので同級生に飲ませてみたら「ふつーにまずくない」と言ったあと、「ふつーにおいしい」と言った。でも胡椒をもっと入れるといいとも言っていた。ふつーに入れるのか。その、フツーがわからないんだよな。
スマホに今日の仕事タスクの通知が次々来るので、反抗してベランダ。自分が作ったタスクに反抗期発症とは。損するのは自分だということにあとで気づく。
ベランダにいたら纏くんが見えたので「纏くーん」と声をかけたら、なんと階段下でわたしを迎え待ち構えていた。愛だと思う。

2025.6.6
中国陶磁器「物色展」の設営。物色さんとは5年くらいつきあいがあるが会うのは初めて。ずっと女性だと思っていた。日本のロックバンドの1人にお得意さまがいて、事務所までくるほどだという。なかなか名前が出てこないし、わたしはバンタン以外は興味がないので「ふうん......」と思っていたら、いきなり衝撃の名前が出てきた。
おいーーーーーっ! 「大ファンですよーーーー! トップスター中のスターです! 日本国民全員好きですよ! きらいな人なんていませんよ! カラオケで毎回絶対歌ってますよ!」と大絶叫したら、一生懸命スマホで連絡を取ろうとしてくれていた。過去に展示会にもきたことがあるそうだ。
これは一大事だ。万が一に備えなければならない。物色さんが帰ってから、ヨヨと「万が一ご来店の時のために」シミュレーションを決行。ヨヨをそのスターに見立て、ドアを開けるところからリハーサルをした。相手はヨヨなのにどうしていいかわからず挙動不審になった。性格上、緊張はしないと思うけども、1:他のお客さんがいたら一般人として同じ対応をする。2:もし他にお客さんがいなければ、入店の瞬間に絶叫しても良いということにした。そして一昨日入ったけれど、今日も風呂に入ることにした。身を清めてお出迎えしないと…。
スター役の人↓

2025.6.7
結局スターは来なかった。そのかわりというわけではありませんが、わたしよりそのスターのファンであることが明白であるミチキンはきた(報告済みだった)。プチ打ち上げ的食事の会で、「アソビちゃん、もしかしたら気に入られて運命的な出逢いになるかもしれないわよ」とミチキンが言う。んなことあるわけねえだろう、こちとらババアだぞ? とあしらっていたけれど、しつこく言ってくれて「まてよ......変人同志、合うかもしれない......年も近いし…可能性ゼロではないか......」などと思えてきたので今日も念のため風呂に入る宣言。あとで思ったが、ミチキンはカウンセラーか催眠術師になると大成功するのではないか。それか、詐欺師。結局風呂には入らなかった。目が覚めたので。
ちなみにミチキンは「明日もし来たらすぐ連絡して。どこにいても飛んで行くから!」とヨヨに言っていたので、運命の相手は自分のことだった可能性もある。
2025.6.8
物色の展示会終わり。「入るのか?」と懸念された717点もの作品を並べ切った。売れたかと言うと予想ほどではないけど、売れなかったという結果でもない。たしかなことは、わたしは効率が悪すぎますね。アートとちがって、茶器は、万単位でも次々に手に取って買ってくれる人が多い。お一人での買物過去最高額という「はちみせギネス」も更新した。
あ、スターは来ませんでした。明後日はテテの除隊日なのでもうそれどころではない。