2025.2.5 後半
昨日の前半からの続き。ということで、みいやん、ヨヨと「石橋財団コレクション×毛利悠子—ピュシスについて」に行く。
なんというか、ヒリヒリと研ぎ澄まされていく感。人工的で不完全なはずのに、揺らぎ、振動、音、感覚で自然を意識する。大盛況だったけど、これ、会場に1人だったら完全に毛利惑星にぶっ飛んで戻れなくなっていたのでは......という恐怖さえ感じた。

たまたまモーリに会えたので、写真を撮って他のフロアにいたヨヨとみいやんにLINE。モレモレ東京(駅構内の水漏れ現場)を目撃するたびに、せっせとモーリに送っていたのが10年前。東京中の駅から世界に飛躍した毛利の世界は現実的で幻想的。素晴らしかった。
晩ごはんは、みいやんがネットで見つけたクロアチア料理屋に行く。去年だったかイスクラさんとesou ceramics菊川さんと行った店だ。路地に入ってから気がついた。「ここは大変人気店で混んでます。入れないかもしれない」と先輩風を吹かして脅したが、ちゃんと入れました。でも我々を最後に、店は満員御礼となったようでやはりわたしは先輩だ。だからタコのマリネは均等に分けずにわたしだけ多く取っていい。
ヨヨには頻繁に仕事を手伝ってもらっている。その真摯な仕事ぶり、活躍は凄まじくはちみせ改革まで起こしているので、みいやんに「ヨヨは改革家だ。ジャンヌダルクだ。しかも顔まで似ている!」と褒め称えた。
翌日の夜になって「昨日、色々みいやんの前でお褒めいただきありがとうございました」とヨヨからLINEがきた。つかいつもわたしはヨヨを目の前にして褒めているのに、彼女はみいやんに自慢していなかったのか。そのことのほうが驚きだ。
でも、今気づいたけどジャンヌダルクは改革家ではない。それどころか顔も明らかになってないではないか。


↑過去にわたしが感銘したモレモレ東京ツートップ
2025.2.6
今日はHがバイトの日。発送数もそれほどない(これは問題だが)ので日のあるうちに終わってしまい(これも問題だが)下高井戸までナポリタンを食べに行く(これは問題ではなく今日の目的であり本題だった)。
帰りは少し寄り道をして、最近発見した韓国肉屋をHに見せようと思ったのに、なぜか魚屋で赤ナマコとタコを購入。さらには果物屋で一個250円もするみかんを興味本位で買ってしまった。「こんな高いみかん買ったことない! 絶対おいしいですよね?」と言いながらレジで支払いをしたら「特別な栽培方法ですからね」と自信満々だった。
通常は、仕事が終わると"ウダウダしながら韓国ドラマ鑑賞会"になるのだが、今日は"高級みかんを食べながらの韓国ドラマ鑑賞会"になった。たしかに甘くてうまい。だけども田舎に行ったら出してくれるみかんの味はだいたいコレだ。
確かにおいしいけどね? 田舎だとデフォでコレよね? ばあちゃんちでも親戚の家でも、小さな旅館でも、みかんが出てきたらだいたいこの味だよね? おいしいけどね。と何回も何回も言ったら、いいかげんウザくなったのか、Hが「田舎ではどこでも食べられても、東京では250円ださないと食べられない!」とわたしを黙らせた。
そういえば。果物屋さんは「栽培が特別」とラグジュアリー感を出していたけれど、味が特別だとは言ってない。購買意欲を掻き立てるけどウソは言わない薬事法の広告表現くらいパーフェクトな説明。あっぱれだ。にしてもぜんぜんおいしかったです。でも田舎では.....on repeat

見たまえ。これが250円のみかんである。