最近寝るのが楽しみでしかたない。楽しみすぎて、23時を過ぎたあたりから「いつ寝よっかなー」と思う。去年までは、この時間帯から本を2冊くらい読みきったり、ドラマや映画を観たりして、朝日の気配をうっすら感じたあたりで「んじゃ寝るか......」となっていたのにトートツな変化だ。
早く寝るようになった原因は明らかで、他でもない腰痛である。寝ればこの痛みを感じない。少なくとも脳は意識しない。痛いから寝ちゃお......と寝るようになった。この慣習によってふたつの疑問がうまれ、本気で取り組んでみたところ、ついさっき(わりとあっさり)解決した。
1.寝るのだけが楽しみって人生あまりにも悲しくない?
2.睡眠そのものはちっとも楽しいはずがないのになぜ楽しみなのか?
まず、1の「『寝るのが楽しみ』って人としてどーなのよ」問題。他にそんな人いるんか? と検索してみた。最近のGoogleはアホなので、なかなか欲しい情報に遭遇できず、スピリチュアルみたいなのが出てきて挫折しそうになったがそこでYahoo知恵袋大先生である。寝るのが楽しみな人がうようよ出てきた。

そこでこのやりとりだ。

真面目なのか不真面目なのかビミョーな回答者と、逆ギレの質問者。この2人がベストコンビすぎてもはやどうでもよくなった。体の痛みは別の箇所の痛みを持って治ることがあるがその類かもしれない。ちがうと思う。ちがうと思うけどとにかくこの意味不明なやりとりにより1は解決した。世の中のたいがいなことはYahoo知恵袋を眺めるといいかもしれない。悩みがあってもバカらしくなってわたしのように速攻で解決する可能性もある。
次に2の、睡眠はべつに楽しいはずがないのになぜ楽しみなのか? 問題。
よくよく考えたら本当に不思議だ。寝るのはぜんぜん楽しくない。楽しければ睡眠中ずっとニヤニヤしたり爆笑したりしてもおかしくないのにそんな人はまずいない。いたとしたらちょっと別の病気というか別の未確認生物というかまあどうでもいいか。
楽しいはずがない睡眠。それなのにわたしは、さて寝ようと枕に頭を埋める瞬間にワクワクしている。うれしいんだけどなんなんですかこの感情......としばらく自分七不思議だった。けれどもこの疑問も「そろそろピロリ菌の検査結果聞きに行かなきゃだよなあ......」と思ったところ、連想ゲーム的に脳が活性化してあっさり解決したのである。
入眠時の落ちる感覚が楽しみ(病みつき)なのでは? と気づいたのだった。
先日の人間ドックの胃カメラで、全身麻酔をした。麻酔は一般的に静脈麻酔薬プロポフォールが使われるらしい。これ、「落ちる時がめちゃくちゃ気持ちいい」らしく、中毒化して、用もないのにむやみに胃カメラを受ける胃カメラジャンキーがわりといるということだ。
プロポフォールといえば、古いところでマイケルジャクソン(死因という話)、新しいところでは韓国俳優のユ・アイン(常習投薬で裁判中)だな。
で、わたしはというと、胃カメラの際に微塵も気持ちよさを感じなかった。セーフ。セーフだし、睡眠ジャンキーなんてピースフルで健康的。こんな依存症ならOKじゃない? と思いました。楽しみがこれだけっていうのもどうなの? って思うけど、Yahoo知恵袋大先生がいれば大丈夫。
昨日は「午後のミルクティーを午前に飲んでしまったけど大丈夫か」と心配している人がいました。回答者は「親に、家に入れてもらえないかもしれない」とか不安を煽っていました。すべてにおいてどうでもよくなってきませんか?
さっきはこんなのがありました。なんなんだ。

シニアライフ......? もしかしてシニアの投稿か?
回答は概ね好評で「セクシーです」とのこと。