佐渡に行ってきました。
佐賀と勘違いしてる方もいらっしゃったようですが、紛れもなく佐渡です。
さーーーどーーーーーーーーーーーーー!
マゾでもありません。
オトンの実家新潟からほど近い佐渡。
叔母が死んだとき、夕日できれいにくっきりと見えたあの佐渡島。
のんびりゆっくり、奇跡的に野性の朱鷺でも見られればいいなあ~などと思っていたら、とんでもなかったです。
なんのスケジュールも立ててないのに、天皇陛下並みの分単位移動!
アレも観たいこれもしたいもっともっとやりたーーい。
4日じゃ足りなーーーーーーーい。
これ、おけさ丸というカーフェリー内部!
ムダに豪華!雑魚寝だけど!
みなさんご存じのとおり、私は頭がやや弱いもんで、時系列がはっきりしてないのですが、初日は
特急2222こと、タコ編みで有名なタコヤマ宅へ強行宿泊!
東京で5分くらいしか会ったことないのに、ツイッターで
「今度佐渡行くから泊めて!」
って言ったら即OKでした。
今思えば、なんという厚かましさ……こんなことオカンにバレたら半殺しの目に合います。
しかも人数も告げずに!
前日のメール「え。いったい何人でくるんですか……」
こんなステキすぎるお宅なんだからもう何人だっていいよ!って思った。
オカンに本殺しの目に……
私は古民家が大好きなので、コーフンしきり。
子どもたちも、なぜか
宮城マリオさんにコーフンしきり。
正直いって、
完全に目がいっちゃってたな、C。
で、なぜか次の日には忘れたようにそっけなかったのが超ウケた。
朱鷺保護センター
なんですか、このマリ絵先生のかわいいポーズは。
怒りますよ。
大切にされている朱鷺もみた。
でも私は、最後の日本朱鷺の骨格標本のほうに興味シンシンでした。細っ!
あと、朱鷺を食ったイタチのほうが見たかった。
じゃーん!
でもサドマイマイカブリを見つけて大喜び!
飼育中の朱鷺をみるよりコーフン。
逸見酒造
逸見酒造はとてもいい雰囲気だった。
酒会会長らしいマリ絵先生が、あまりにも
「シアワセーシアワセー」を連呼するもんだから、10年物のお酒も出してくれて、しかも金額はそのまま!
のらいぬカフェ
ツイッターで函館の方からオススメされた
のら犬カフェ。
エントランスからばっちり好みだったーーー!
ちなみにのら犬はいませんでした。
海を背にした坂があって、そこまでの道のりもカフェの一部のようだったなー。
なんでも登りたがる私の性質が幸いし、調子こいてアー写!
いいアー写と
悪いアー写
私なら何曜日に収集されるんだろ。
第三火曜かな?
どっかの海とかけっこー有名らしい廃墟っぽいとこ
かっこつける玉置氏と
調子に乗る私。
2日目からは、マリオさんのおばあちゃん宅へ泊めていただくことに。
まるで民宿のように、お母様が朝ごはんも晩ごはんも腕を振るってくださいました。
こんなに至れり尽くせりでお世話になるとは思っていなかったので、あまりにも申し訳なさすぎてもう来れないな......と思っていたら、マリオさんが「ばあちゃんも両親も喜んでるからまた一週間くらい、居ましょう」というのでまんまとそのつもりになっています。
ちなみにこんな寛大なご家族とマリオさん。
彼女募集中です。
お見合い写真とともにこちらをご参照ください
ナママリオを
とりあえず観たい方は近々舞台もございます。
釣り!
釣った釣った釣りまくったーーーー!
という写真が
フリッカーにUPされていますが、実はぜんぶみなさんが釣ったものです。
アハハー。
釣ったことにはまちがいないんだから、ウソじゃないよねー
で、玉置さんとタコヤマの友だちU君が海に潜ってモリでなんか採る!
というのでつい私もTシャツのまま潜ってしまいました。
なぜならそこに海があるからです!ブラもツンパもびしょ濡れです!
しかし、借りた足ひれを片方海に流してしまい、大パニックに。
ゴーグルからも鼻からも口からも海水ガブ飲みで死ぬかと思いました。
でもモリを手放さない私、えらいですね。
その後、料理屋での待ち時間、外で爆睡。
オカンが「調子にのるな」という意味が少しだけわかった気がします。
タコ騙し漁!
実は、前日にも溶岩でできた岬で挑戦したのですが壊滅状態。
次の日にはなんと、タコヤマが自作のおとりエサを作ってきました。
ご覧ください!この得意顔!
そんでもって……
釣れちゃったんですーーーーーーーーーーー!
もちろん私じゃないけど、みんなで大協力して採ったタコちゃん!
でもまた調子に乗りすぎた私は、大撮影会の最中に......
岩場の海水に尻からすっ転ぶハメに……
病院へいってもいいくらいの怪我をしてるにもかかわらず、決してタコを離さない私を誰ひとりホメもせず、助けもせず、アイドル並みに写真を撮りまくられました。
うつってないけど写真を撮りまくる三人。
それを遠くから撮影するタコヤマ。
オカンの言ったイミを痛感しました。マジ身にしみたちょー痛かったし。
北雪酒蔵見学
一件フツーの酒蔵だけど......
中身はハイテク!アートー!最先端!宇宙的!
応接室はまるで美術館
NASAかと思った!
バイオハザードでサイボーグ人間が入ってたようなどでかいモノ。
現在梅酒を熟成?中ーこれは見物だったし、入ってみたかった
超音波で酒を熟成させる場所もあって、コウモリをいっぱい入れればいいのに!
と何度か提案しましたが、みなさんシカトぶっこいてました。
浮遊選鉱場跡地
ここは通称ギリシャと名付けた浮遊選鉱場跡地
みんなで大興奮
背後には海も見えるというシチュエーション
玉置氏、またかっこつける
そして案の定、危険地帯、進入禁止場所に入り込んでばかりいたために......
ズボンが引っかかって、降りれないという大ハプニング!
写真では伝わらないと思いますが、私はもう持参したズボンすべてずぶぬれのため、これが破けてしまったらノーズボンで帰るしかない!
パンチラはいいけどノーズボンだけはいや!
敷地内にこだまするような大声で助けを呼びましたがみんなニヤニヤ接近してくるだけで、何がおこっているのかさっぱりわからないようでした。
察してよ!
あの雄叫びは、本物のギリシャにも届いたにちがいない。
一部始終はこちらで垣間みることができます
オカンに知られたら、マジ殺される!
牧場!
タコヤマの紹介で、犬も馬も羊も鶏もいる、夢のような牧場。
こじんまりとしていてあくまでも自然で、私にとっては夢みたいな空間でした。
乗馬させていただいたのですが、みんなはへたれなので牧場主さんの引き綱つき。
そこでは女が廃りますから、どーせ落ちても死なねーだろと思い、「自由にやらせてくれ!」とむりやり一人で乗ることに......
また調子こいてるこの写真を撮りながら、みなさん「またなにか起こるぞ......」と密かに思っていた模様。
馬のはなちゃんに延々話しかけつつ手綱と脚で操りながら、無事一周してきたのはいいのですが、なぜかマリオさんのお父さんも「俺も一人で乗る!」と対抗しだして、見事に乗りこなしていらっしゃいました。
むむむーーー
じゃあ今度はがんがん走り回りたい!
と思った私はまた乗馬を依頼。
そしたらはなちゃんは「いいかげんにしろよ!」とばかりに何の指示も聞かず、危険地帯をわざと走ったりして、さんざん私をおちょくったあげく、さっさと馬小屋へ......
私が頭をかがめなければ、頭突きで落馬するところでした。
(いや一瞬、ネタのためにそれもいいか......とよぎりましたが......)
でもそんな素直なはなちゃんがますますかわいいと思いましたね。
さよなら、佐渡
佐渡で会った人たちのこと、みんな大好きになった。
マリオさんのかわいすぎるおばあちゃん。
ずっと接待してくれたおかあさん。
どこにでも着いてきてくれたおとうさん。
結局4日間毎日、最後の日まで会ってくれたタコヤマ。
満天の星がみえるとこに案内して、佐渡がいかにいいところか夜道で話してくれたタコヤマのダンナさん。
天才少年、私たち全員が惚れ込んだタコヤマ長男B蔵。
無邪気で天真爛漫、どうしてももう一泊してくれと騒ぎ立てた愛しい娘のCちゃん。
タコヤマの友だちUくんとその仲間のタコ採り名人の少年たち。
「邪念」の欠片もない牧場の若夫婦と娘ちゃんをみて、あーなんかこれが本来の人間の生活だなーって自分がばからしくもなった。
帰郷のフェリーに乗る前に読んでしまった「B蔵が、なんだかさびしくなっちゃったねって言ってた」のタコヤマツイートに返すこともできずに
思わず号泣してしまった。
B蔵!やっぱりそうだったのか!やっぱりか!やっぱり私が大好きだったか!
ちがう。
フェリーからの佐渡。
どんどん離れて行く。
さよーならー!佐渡ーーーー
楽しいことしかなかったよーーーー!
帰京後、私はしばらく放心状態になった。
うす汚れた東京と自分に戻ってしまった気になった。
あれは夢だったのかな。
ちがう。
タコ騙し漁で岩場の海に落ちた時、財布も浸水してしまって、でてきた小銭がみんな潮を噴いていた。
夢じゃなかったっーーーーーーーーーーーー!
また行こっ。
そしてまたオカンに忠告されても、私はまだまだ調子に乗ることだろう。
佐渡ならきっと、それが許される。
全行程
いざ、佐渡島へ - a set on Flickr