そういえば20年位前は、がんばってる地下鉄職員が多かった気がします。
何にがんばってるかというと、地下鉄駅構内における美観活動。
美観といってもそこは職員なので、オカンアート的なものが多く、私はそれを眺めるのがとても好きでした。
丸の内線は水槽が置かれていることが多かったんですよ。
よほど居心地がよかったのでしょう、中にいた金魚はみんなデブで醜い。
銀座の金魚には名前が付けられていました。
手書きの説明(腹が白いのがタロウとかそんな感じ)が『通勤ご苦労様!』のようなメッセージとともに水槽の右上に貼ってありました。
みんな腹が白かったりしてどれがタロウだかさっぱりわからない。
駅員さんに聞いたら、
んーわかりませんねえー
と言ってデブの金魚を見ながら目を細めていました。
あの駅員さん、金魚とともにもうとっくに定年退職しちゃったかなあ。
地震対策でしょうか、あれはどこだったかナマズのいた駅もありました。
最近はとんと少なくなったんです。
設備の整った熱帯魚のようなものをブチ込んだ水槽なら少なからずあるようですが、あれはプラスチックじゃないと意味がない。意味はあっても私にはピカンとこない。あまりにも立派なものたちには名前がない。
職員さんたちが日々かわいがっているような風景が思い浮かばないとつまらないんですね。
なので、立ち止まってぼーっと眺めることもなくなって、遅刻もめっきり減りました。(減りません)
じゃあ今度はナニを理由に遅刻すればいいの。
×××
本日のイカタコ本参戦者ごしょーかーい
狂気のイベント「触手ナイト」主催者の江戸さん!
触手ですからね!触手ーーーー!
この方、知らないものはないんじゃないの?ってほどの博識なんですが、低能極まりない私にもいつでもわかりやーすくお話ししてくださるのでホント、助かります。
今回お願いしたのは......ジャーン
我が国の戦後特撮ドラマにみるイカタコ怪人・イカタコ怪獣の発展史
もうこれは江戸さんじゃないとぜーーーーったいに出来ない、書けない、調べられない!たーのしーみでーす!
×××
ベーコンラッピングはあったけれど、これは肉!
肉ラッピングペーパー!
ああ、ラッピングにはまるっきり興味のない私でもこれは欲しい。
欲しいというか驚かせたい。
そして開いた中身は腐った肉塊!
ドラム缶ドラムーーー!
か、か、か、かっこよすぎて鼻血がでました。でません。
鼻血にもなる流血ネイルしたー
べつに欲しくない
コインローファー
履きごこちは〜?
な、なんかかっこいいPCノート入れ
ビビらせよう
妊婦体験
お腹で植物を育ててみよー
光るクッション。抱き枕?
ちょっとエロいと思った私はエロいのか?
パーティータイム、ヘッドバンド
かわいー
けどモデルのかわいさに惑わされてる感もある......
これだけ見たときは
ふうんって思ったんだけど
コレ見て
うぎゃあああああってなった。
絡まってすっ転びたい
旧ソビエトのレトロエロフォント。
オマケ
×××
とにかくネットでは、他人のなんということのない文章が読みたいんですよ。
面白さを追求していない日常文なんかに飢えていて、数少ないのでもう自分で書こうと思って
tumblr使って書き始めたんです。
なぜtumblrかというと、続くかどうかわからない、いや、続かない確立90パーだからです。
私のように『私が私が人間』にとって、感情の介入を許さないテキストを書くのは容易ではないということを悟りました。でもなんだか楽チンだししばらくは続けてみようと思います。ということで一日を抜粋。クソ面白くないです。
7月某日 くもりのちゲリラ
Dとみたま祭に行く。
待ち合わせで本を読んでいたら、遠くから口笛が聞こえてきた。
まさかと思ったらそのまさかだった。自分の存在を示す口笛は、タンバリンを鳴らしながら歩いていたM先生を彷彿とさせる。
みたま祭。
この祭りは毎年行きそびれそうになりながらも必ず行けるという不思議な祭りだ。
ちょうど九段下の地下鉄から地上に出た頃、ゲリラ豪雨に襲われるも、次の予定が控えていたので早めの参拝を済まそうと鳥居をくぐる。
雨足は狙い定めたように強くなっていた。
あんず飴、綿菓子の袋なしを購入。
参拝する時が一番のゲリラピークで、屋根から滝のような雨が降り注いでいた。
本堂では皆が雨宿りをしながら呆然と雨を眺めていた。
滝修行すればとDが言う。
傘をさしては修行にならないとのこと。
引き下がるわけにはいかないが、傘をささないわけにもいかない。パンツまでずぶぬれになってしまう。
結局傘をさしてもずぶぬれになった。
六本木まで移動し、バーガーキングで一服してからPさんのライブへ。
どんなものなのか予想がつかなかったが、Pさんは満員の観客を完全に集中させている。
私も一瞬も見逃さないよう、聞き逃さないようにしていた。
会場で2年ぶりとなるY氏に遭遇。
奇遇なような、そうでもないような、不思議な再会だった。
もう2年。昨日のような2年だ。
今度またPさんと三崎に行くことを約束する。
終演後、楽屋へかるく挨拶。
元気そうでよかったー
とPさん。同じコトバを返す余裕が私にはなかったし、演奏を聴いたことでそれは明らかだった。
散歩しながら帰路。
ゲリラ豪雨が遠い昔の幻のようだ。