ファミマとセブンイレブンがあるはずの場所がこんなところに迷い込んで、マジ半泣きになった土屋遊です。

いい年こいて、迷子になって泣くのもそれはそれで面白いかもしれないと思いまして、がんばってみましたが一滴の涙もでませんでした。しかも電車、各駅・急行・準急・特急とかってさっぱりわけがわかりません。あれは日本人を混乱させるための策略なんでしょうか。わたしは、一度座ったら石のように二度とその場から動きたくないタチですし、何に乗ればいち早く目的の駅に着くのか、そんなことを調べたりする緻密思考能力も残念ながらありません。かならず着くというウワサの各駅電車に乗ってえらい目にあいました。ちなみに石のように動かないのは飲み会の席などでも同じです。もうね、老体なので一人で徘徊するのはやめたいと思います。

たしか夜中に、W杯の三位決定戦を観に来たはずのヨヨと高瀬克子さんなんですが、開始30分前の4時半にヨヨは帰るし、キックオフ5分後に克子さんは寝るし、わたしは意味がわからず、ただ頂いたトウモロコシにむしゃぶりつきながら試合を観戦した次第です。その間、克子さんはいまにも扇風機を倒しそうないきおいで爆睡していましたから、わたしはオランダがブラジルを倒すのが先か、克子が扇風機を倒すのが先か、気がきではありませんでした。

起きたら、そこで寝ていたはずの克子さんがいません。わたしは心やさしいので彼女におふとんをかけていたのですが、そのふとんがまさに、克子が飛び起きたという証拠をまざまざと見せつけているようで、思わず二度見してから爆笑しました。いくらなんでも少し端に寄せておくとかそういうことってしませんか？　それなのに、本当に、「飛び起きた！」という感じのおふとんの有り様でした。ああ、写真に撮っておけばよかった......。


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