「これ以上、土屋さんを甘やかしてはいけないと思います」
と、だれにでもやさしい宮城マリオさんに何回も言われたのでわたしの人生もここまでかと思いましたがそうでもありませんでした。土屋遊です。
誰だったか「女はカテゴライズされるのをきらう」と、負のイメージとして書いていたのを読んだことがあったんだけど、妙に納得したというよりもひらきなおったとでも言うべきか。とにかく「ああわたしも女だったか(たまにオカマですかと言われるけど)」と思いました。
しかし女子というのはつるむのが心底好きな生き物ではなかったか。でもって私はそのつるむという行為を心底憎んではいなかったか。
グループ感覚と仲間意識とテリトリーと連れション。もっと言えば境界線と陣地と所属を私は憎みます。どんな輪にもグループにも所属したくない。ああでもそれって、他人に勝手にカテゴライズされてしまう、というのとはやっぱりちょっとちがうのかもしれません。
とかいいつつもわたしはものすごく仲間意識が強いうえに団体戦に弱い。これを矛盾という人も多いことでしょう。むしろ矛盾だらけだと胸を張ろう。憎む仲間意識と好むそれについてのちがいを述べろといわれてもようわからんし、憎むか好むかのちがい、としか答えようがないわけです。まあよりわかりずらく説明すると、自然と不自然のちがいかな。不自然はダメだね。不自然は。不自然なことはみんなダメ。でも私はすべてにおいてわざとらしい人間です。 「UFOや異星人を見かけたら連絡ください」