12月19日 数字
ものすごくおいしいと評判の、通称数字という名のレストランへ連れて行ってもらった。味も何もかもわからなくなるほど、ある人に不愉快な思いをした。箱根から帰ってきたばかりで新宿にいるというオトンに泣き落して迎えに来てもらい、泣きながらも私は「オトン、チョロいな・・」って思っていた。しかもこずかいまでくれた。オカンには内緒だそうです。私においしいものを食べさせてくれようと連れて行ってくれた人にはとても感謝していて、私の苦手な逆上がりを今練習してるの。今度、見せようと思って。感謝のしるしに披露したい。あのときは本当にどうもありがとう。
12月21日 パクチーエロ会・逆セクハラの会
20代、30代、40代の女4人でパクチー専門店に行った。どうも脱毛の話あたりから、この私がビビるほどの(ビビりません)エロ話に展開していって、それはもう止まらなくなってしまった。かなり詳細な描写や性癖まで、著しくストレートに話すので、あれは誰がどれだけリアルに話せるか、ということで競っていた、と言っても過言ではないだろう。もちろんとどまることをしらず、パクチー店では追い出され、終電を待つホームでは駅全体に響き渡るほどの声で我も我もとエロ話を続けた。もしかしたらパクチーって秘薬成分入ってんのかな?って思って帰ってから「パクチー エロ」で検索してみたけど、めぼしいものはなかった。なので私たち4人がただ単にエロいんだと思った。またやりたい。じゃなくて話したい。じゃなくて食べに行きたい。
12月23日 渋谷直角さんイベント後に二階堂和美ライブ
うれしーツーショット撮ったよーーー!キャオーー!マーリーせんせーーー!
渋谷直角さんの出版記念イベント、オープニングだったので行ってみたら、入場制限がされていた。本来ならもう諦めるところだったけど、ドイさんと娘のマーリー(
小学生映画日記)も極寒の中けなげにも並んでいたので横入りをしたのではなく、マーリーと遊びたかった。マーリーは、「もう好きではなくなった破天荒なボーイフレンドの話」などをしてくれて、テンションあがった。そんなところへミキジ君が登場したので一緒に並ぼう!と言ったら、「そんなことはできません」と道徳的なことを言った。なぜなら私は黄色で、ドイさんは赤で、ミキジ君は青のダウンジャケットを着ていたし、これはもう確実に信号っぽいしみんな許してくれるだろうと思ったのに。ミキジくんとは二階堂さんのライブに行く予定だったのでそこらへんで待っててもらうことにした。マーリーはオープニングパーティーで食事が出るので、体育館みたいな広ーい場所で、コックさんが色々作ってくれて、みんなロングドレスを着ていると想像していたらしい。それを聞いて、思わず抱きしめたくなって、「ああ、私がお金持ちなら実現してあげるのに・・・」と心の底から思った。
階段でも並ぶことになり、もう二階堂和美ライブに時間がなくてどーしよーかなーって思っていたところへ小鹿ちゃんのような安全ちゃんを発見して、「あ、つちやさん?」「そう、安全ちゃん!」と、私たちはエスパー的に見つめあった。と同時に彼女のか細い手を有無を言わさずガシっと掴み(ここ、男にやられたらホレるとこ)、いかにも関係者のフリして会場までズンズン上がって直角さんにアイコンタクトだけしてとっととライブ会場へ向かう途中、
ヨシノビズムと会って大急ぎでお茶して大急ぎで大急ぎな感じにタクシーに乗ったが、運転手さんはあまり大急ぎな感じじゃなかった。
二階堂和美のライブは三回目だけど、メデューサに睨みつけられた石になって木っ端みじんに崩れ落ちるような衝撃があった。芸術で泣くのはまっぴらだけど、彼女のライブはそんな陳腐な私の意地をひょいっと忘れさせる直球なものがある。私は彼女が怖いと思った。私を素直にさせるものは、なにもかも怖い。
長年我がサイト見てくれてるというライターの
前田隆弘さんと、二階堂和美のMVを制作した
坂本渉太さんに会った。坂本さんはとてもお腹を空かしていたので、ああ、お腹がすくとあんなに良い作品が作れるのだな、と思った。前田さんは、「土屋さんはキョウキを見つけて書くのがうまいけど、伊藤さん(私の長年の友人であるコレステロール伊藤)はキョウキそのものだよね」と言っていた。私は乱暴者なのでキョウキは凶器だと思っていたのだけど、帰ってからふと思い出してもしかして彼は「狂気」と言いたかったのだろうか・・・?とフト気付いた。
どっちもでいいし、どっちでも合ってます。
坂本さん。