「わたし、バカなんて言われたの生まれて初めてなんですけど!」と言われたことがあります。みなさん、言ってますかー!? もしくはバカですかーーーー! 土屋遊です。わたし? わたしは紛れもない、正真正銘のバカですね。言うまでもないでしょうが!
GoogleMapもロクに使いこなせません。
さて、前述の「バカなし発言」は、2名に言われました。小学校2年生の女の子と、24,5才のOLでした。どちらもわたしがいい歳食ってからの発言ですが、小2の女子は、泣いて家に帰りおかーさんにチクッたために「土屋さん……あまり汚い言葉を使わないでくださいね」と叱られてしまいました。はい、ごもっともです……。
まあ小2はいいとしましょう。しかし、二十歳過ぎて、「バカと言われたことのない人生」というものに、わたしは彼女と同じくらいの衝撃を受けたのでした。だってわたし、すぐ「バカ」って言っちゃうんですよ。「バカ、ちがう!」とか、「バカか」とかね、枕詞的な修飾語という感じで気軽に使っていたんですね。
そもそも本当にバカだと思ってる人とかある意味ケーベツしてる人に「バカ」なんてぜったいに言いません。言うわけない。言う価値がない。そこに愛があるからこその「バカ」。これ、わかります? とか話してたら、「甘えだよ、甘え」とまた叱られたわけですが、んー。
たしかに「甘え」と言われれば、そんな気もしなくもない。わたしは自分にも甘けりゃ人にもすぐ甘えてしまう。そうだ、初対面の人に向かって「バカ」なんていわないものね。
だいたいわたしは自分がとびっきりの底なしバカで下水道人間だと思ってますから、自分よりバカな人なんて滅多にお目にかかれないわけですよ。もちろん「バカ」と言われようが、思われようが屁でもありません。そんなわたしが心の底からバカなんて言うはずないんだけれども、「ああ、バカと言われない人生もあるんだなあ~すごいな、それ」と妙に感心してしまい、そして真に受けられるのはちょっと心外なので、これからはやや注意を払おうと思ってるんだけど、その見極め、どーなの? 大変そうじゃない? でもってそうなるとアレかな。お利口になっちゃうのかな。やあーだぁー、どうしよう。
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