前回の更新を見ると8月の16日。
少しばかりコロナッチも収束に向かっているのでは……? どーかな〜ってところで、あの日は近所に新しくできた台湾料理やさんに友人らと出向いたのだった。
そこで「こんな物件があるんだけどー」と間取り図を披露して「ここはいいっ!」という全員一致の声を聞き決意を固めたマンションに今わたしは住んでいる。コロナ患者はますます増加し、今や1,000人超え。戦い続けたWi-Fiとの攻防も終わった。税金もぜんぶ払った。思えばこの4ヶ月ですごい展開だ。
愛着のある我が家を出る気はなかったけれど、日々増えていく在庫の山がとうとう象の子供くらいの大きさになり「どげんかせんといかん」と思ったのだった。朝も晩もなく車の往来がすさまじい場所、西日の当たる部屋、いいかげんな管理人、となりに住む居酒屋オーナー、そしてなにより長年住んだ場所。感慨に浸る時間もなく、あっという間の出来事だった。
今の住まいは一般的によしとされている東向きで、窓も大きい。朝日がすこぶる入る部屋にいるけれど、だいたい朝の5時か6時に寝るので朝日より朝焼けを見る機会の方が多い。空のグラデーションは夕日のそれよりとても美しいけれど、希望はあっても情緒がないような気もする。ドラマチックじゃない。けれどもこれも、きっと慣れ親しんでいくのだろう。マンションそのものも部屋の間取りも、今のところ近隣の人たちも、なによりここから見える空の面積もすこぶる気に入っている。
誰にとっても怒涛の一年だったと思う。仕事的に、コロナにかかってしまっては来月から途方に暮れるぞ……という緊張感がつねにあり、いい加減を絵に描いたような自分の中にもこんな警戒心があったのかと驚いている。電車にはほとんど乗ってないし、外といえば近所だけ。人と会うのもうちに呼ぶだけという自分勝手な方向で過ごした。SARSのようにあっという間に収束するものだと思っていたので、日々増えていく患者数に「いつまで続くんだよ……」と誰しも思っていると思う。抑え込んだ台湾のような事例もあるので、国をあげてなんとかならんかなーという気持ち。
とくに今年は不死身なはずのオカンが病気になり、ひと騒動だった。この年末は高熱が続き、それでも病院に行きたがらない。とりあえず下がったものの、生活が困難らしく、この騒動はこのまま年を越す気配だ。いくどか「このまま死んだらどうしよう」と夜中に思うこともあったけれど、けっきょくはどうしようもない。友人らの両親は早く亡くなっている人も多いし、長生きした方だろう。それでもやっぱり「どうしよう」と思う。でもどうしようもない。と悶々としたまま大晦日を迎えた。
お節のない年越しはおそらく初めてだ。でもいろいろと初めてのことが多いからいいか……とも思う。仕事はものすごく大変だけど、順調と言えるだろうし、きっと長年の読者のみんなも、幾人かは買ってくれてると思う。そこから広がって支えられてなんとかやっていけてるような気がする。ハチなくしてははちみせも絶対の絶対になかったし、わたしはやっぱりインターネットが好きなんだろうなあ……。でも来年はもう少し余裕を持って挑みたいね。
紅白がもう始まってる? あ、始まったか、という時間に最後のブログはどうしても書かないと……と本腰を入れました。ここは死ぬまで閉じるつもりはないし、わたしの原点なので、またたまーに覗いてください。一気に書くと、どうも堅い文章になるね。はちみせ対応で、一応はまじめなこと書いてるからそれが抜けてない気もするけど……。
さて、オンはとっとと出かけていった。我が家には、今日いきなり来ると決まった友人らがもうすぐ到着する。今年もありがとうございました! 来年は本当の本当にいい年になるといいね。なりますように。なろう!
ということで、誤字脱字の推敲もしないでアップします。
来年もよろしくーーーーーーっ!