ラオス旅行で出会った(ノラ)犬たちのフォトブックを出しました。こちらでは前書きを紹介します。

見ないフリして見た犬たち
大概のアジア旅行はいつも同じ。その土地で暮らす人々に羨望の目を向けるのが常だ。時間や金、そして他人に縛られない(ように見える)生活を覗き見る。彼らのように暮らしてみたいと思う。隣の芝生はぶっちぎりで青いのだ。自分にはムリだとわかっている。だからこそ、崇め奉るような気持ちで眺めてしまう。
2025年4月、ラオスに行った。仏教国で僧侶にもたくさん遭遇したけれど、彼らを奉ることは一切なく、やはり私はいつものように市井の人に目を向けていた。そして密かなマイ注目生物として君臨したのが、そこらへんでうろついていたこの本の主役「(のら)犬」だ。
『密か』でなければいけない。私は心して自制しなければならない。触ることはもちろん、「かーわーいーいー」などと大声を出すのも論外だ。バッグやポッケに手を伸ばし、「何かくれるのかな?」と犬たちをヌカ喜びさせることなどあってはいけない。ジロジロと眺めることもカン違いさせる可能性があるのでことごとく無視だ。完全スルーを演じつつ、実はサッとスマホを取り出し瞬時に撮影(そのためパーフェクトな写真はほぼありませんが......)するという高度な技術を身につけた7日間。”ツンデレとは何か”を身をもってマスターした気もする。シークレットミッション。よくやった、自分!
障害が多い恋愛は、燃え上がるのがこの世の常。関心ゼロを演じながら、密かに、とても静かに、見て見ぬフリして熱視線を送り続けた36匹のワンコたちです。
※ラオスは狂犬病流行地域。ウイルスに感染した犬や猫等に咬まれたり舐められたりすることで感染し、発症した場合はほぼ100%死亡するとされています。(ラオス |外務省より)
表紙はイスクラさん撮影の写真! 一緒に行ったesou ceramics菊川さん、のそ子さんの写真も一部掲載しています。TNX!


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