元旦早々やらかした。先が思いやられる。

天気記号にこんなのがあったような……? と思いつつ凝視する。ほぼヤケになりロクに焦げを取らずに雑煮の出汁にぶっこんだせいで、真っ黒なお雑煮になった。本当に先が思いやられる。
2026.1.2
箱根駅伝観戦後、近所のスーパーが初売りなので様子伺いに行ってみた。大晦日、つまり一昨日まであんなに煌びやかに大騒ぎしていたおせちコーナーが見事に消滅していた。うんざりするほどあった数の子だし巻き栗きんとん、黒豆にぶっといタコにフザけんなという価格帯の蒲鉾……ひとつもない。あれらはいったいどこに消えたのか。まさか完売したとでもいうのか。
夜は新宿にいたのだけど、Twitterでは雪だ雪だと騒がしいのにわたしの頭上だけは雪が降らない。守られているのかもしれないし避けられているのかもしれない。
2026.1.3
仕事始め。この世の小売店すべてが忌み嫌っているであろう棚卸し業務。今までは、まず7000点超えのアイテムのありかを探すことに時間を割かれていた。しかし最近は発送業務のピックアップをスタッフに任せていることが多いので、例年になくスムーズに進む。手袋を取りに来るという友人にも手伝ってもらい、夜は「たまもの」で新年会。
たまもののお通しは雑煮だった。年明けてから連日のお雑煮失敗女ことわたしもやっとまともな雑煮を口にすることができた。もう毎年これでいいんじゃないか?


2026.1.5
棚卸しの集計まですべて完了。威勢よく散髪に行く。家に戻ってまた発作的に配置換えをしたらダイニングテーブルが欲しくなった。家具はビンテージものが好きだけど、これがなかなかむずかしい。
2026.1.6
初詣に行ったような?

2026.1.7
今年に入ってから家の中がやたら寒い気がする。ずっとエアコンいらずの暖かい家だったので謎い。去年から、不在時には窓全開にして風を通しているせいだろうか。それとも配置替えしたせいなのか。とりあえず今日は窓を閉めて出かけてみたが、戻ってからもやっぱ寒い。勘弁してくれ。
2026.1.8
家が寒い件について。
友人が来たので確認してもらった。最初はぜんぜん寒くないじゃんって言ってたけど、最後の方で「やっぱ鼻の先が冷たくなったから寒いのかもしれない」と言い出した。犬かよ。
なぜ寒くなったのか。2人で原因究明してみたけれど決定打がない。有力候補はふたつ。①配置換えにより空気の流れが変わったのでは。②下の階の超後期高齢者一人暮らしのおばあちゃん死亡説。一気にオカルトめいてきた。ますます寒い。
2026.1.9
映画を観に行く。感情移入が激しそうで恐る恐る鑑賞した「兄を持ち運べるサイズに」。様々な葛藤を、「そうきたか」という展開で表現していてしみじみよかった。笑と涙と家族のあたたかさがじんわり交わるラストシーンで、とうとう堰を切った(切ることができた)主人公に「おつかれさまでした」と言いたい。
久しぶりに見た邦画だけど、オダギリジョーと満島ひかりはすごい俳優だと思う。原作(兄の終い | 村井 理子著)で号泣しすぎて嗚咽が止まらなかったシーンはでてこなかったので、映画館でワンワン泣くという恥を晒さずにすんだ。
2026.1.10
ここのところロールパン2コをランチにしていた。ひとつにはきゅうりとハム・チーズ、もうひとつにはジャムを挟んでいる。毎日毎日同じメニューだ。別に飽きない。
けれども本来わたしはごはん党なので、今日はちょっとお弁当もどきを作ってみようかなと思った。
この行動の要因はうっすらわかっている。ひとつは、先日「昼に自分の作ったおにぎりが食べたいけど絶対にめんどくさいからムリ」と言ったら、友人が「こんなやりかたがある」「こんな簡単な方法で作れる」「こうしたらどう?」と必死にアドバイスをしてくれたこと。聞く耳を持たなかったけれど、赤の他人にあの熱意は感心した。
もうひとつは、多くの人が絶賛していた『冷凍ごはん保存容器(タッパー)』の買物ミスだろう。大盛りを買ったのに小さすぎて話にならない。これが大盛りだとしたら、小盛りの方はどうなるんだ。仏壇に供えるごはんくらいのサイズだというのか。どう探してもこれ以上の『特大盛り容器』はないようだが、じゃあ日本国民の大盛りとは一体なんなのか! と憤懣やる方ない。とにかくいらぬ容器が余ってしまった。Twitterで欲しい人を募ってみたが、誰も挙手せずふたつのタッパーだけが浮いてしまった。

いや待てよ? お弁当にはちょっとだけ小さいかもしれないけれど、前の晩のおかずをテキトーに詰めるにはもしかしたらジャストサイズかもしれない。昼はそもそもそんなに食べないし、なによりこのタッパーは白い。長年息子のお弁当を作ってきたわたしには ”曲げわっぱ”と”白いお弁当箱”はおいしそうに見えるという持論があるのだった。
お弁当作り。どうせ長くは続かないだろうけど、10日間続いたらちゃんとしたお弁当箱買おっかなー。
2026.1.11
わたしが正真正銘のごはん弁当を持ってきていることを知らないサブスタッフのヨヨが「わたしも今日はお弁当持ってきたよ〜」と、ジャムを挟んだレーズンパンふたつを得意げに見せびらかしてきた。パンの入ったビニール袋をわたしの目の前でユラユラと揺らしている。
「わたしのも見る?」といつもの保冷カバーを外し、中身のお弁当を取り出してパカっと蓋を開けたら、敵は1mくらい飛ぶように後退りした。
大満足の反応だった。
2026.1.13
もしかしてわたしは体調不良なんじゃなかろうか? 高齢になると己の体調不良に気付くのも遅いのかもしれない。なんだかもうよくわからない。
これは信じて待った甲斐があった、津田周平氏からの年賀状。

2026.1.14
わたしの麗しのお弁当に大いに驚き後退りしたサブスタッフヨヨが、「今日は対抗した」と言って持ってきたランチがお粗末過ぎてまた大勝利。

オリジン弁当で対抗とは、勝負というものをわかってない。わたしの弁当も大概しょぼいがそれでも勝者は大満足である。おいしいし。
この日からわたしのお弁当は「麗し」と呼称されることになった。出勤前のLINEとかで「今日も『麗し』あるの?」と、そんな感じ。大変気分がよい。