去年の秋ごろ、FESTIVAL/TOKYOで行われた高山明さん主催の
国民投票プロジェクトに行った。
その日、キャラバンカーの中で観た映像インスタレーションは、東京と福島の中学生たちの名前順になっている(あ行~わ行まで)DVDを選んで、個人個人のインタビュー映像を流すというものだった。
今日の朝食はなんでしたか?
昨日の夜は何をしていましたか?
今楽しいことはなんですか?
今一番会いたい人は誰ですか?
などという質問が次々に流される。
妙に大人びている子、小学生かと見紛う幼い子、淡々とそつなく返答してゆく子、周囲の友だちを意識しながら話していく子、熟考し、答えるまでに時間のかかる子など様々だった。
確か全員ではなかった気がするが
「福島に希望(未来)はあると思いますか?」
という質問が最後の方に入る。
(私が聞いたなかでは)全員が、間髪いれずに「あると思います」と毅然と答えていた。
ちょっと意外だった。私は子どもたちの力を、甘く見ていたんだな、と思った。
インタビューを拒絶した子もなかにはいるかもしれない。
でも、きっと、その子たちも、迷っても考えても、時間がかかっても、いきがってもいいから、同じように「ある」と思っているといいな、と思う。
Japan tsunami pictures: before and after
再掲:
被災時の体育館にて
希望があることと、ふざけることはぜんぜん違っているように見えて実はとても似ていると思う。
ほんのちょっとでも希望がある限り、ふざけている限り、だってだいじょーぶそうでしょう?だいじょーぶじゃないときもあるけど、でもやっぱりだいじょうぶになっていきそうな気配があるでしょう?
そうだ、去年の今日のアレな記録
ケイカクテイデンって、ガッキュウブンコと似てない? 答え:似てない