最近、立て続けに大事なものが割れている。
気づいたのは最近だ。
まずは5客揃いの小鉢を一枚割った。あれは真っ二つだった。
IKEAの安物の、でも気に入っていたグラスを2コ割った。(これはついでのときに買い足した)
それと柄のいい蕎猪口を欠けさせてしまい、今はリステリン専用になっている。
古い本棚がある。「もうこのガラスは手に入らないんだから大事にしてよね」と、じまんがてら友だちが来るたびに言っていたし、息子にもしつこく忠告した。
にもかかわらず、私はなんと、高さ50cmほどの棚のガラスを頭突きでかち割ってしまったのだ。
あの現象はいったい何だったのか、自分でもさっぱりわからない。
ご飯を炊くためだけに買った土鍋の蓋も、棚から鍋をムリヤリ取ろうとして全部落としてしまい、あまりにもあっけなくこの世を去った。
それから不思議なことに、誰もいない家に帰ってみたら大切にしていた額が割れていた。その時はさすがに
「おいおいなんなんだ・・・」
と思った。
数時間後に息子が帰宅してきたので聞いてみると、「ソファに座ってテレビ見ていただけなのに、いきなり額が倒れてきてオレも焦った」となどと言い張る。
まあいい。私はモノにも人にも執着しない性質だし、人間だっていつかは死ぬ。陶器やガラスはなおさら早く割れてしかるべきだ。しかしここまで数が多いと次は私の骨が木端微塵に・・・などと考えなくもない。同僚などは「いいから早く塩を盛れ」とうるさい。
「でもさー、さすがに短期間に大事なものばっかりでちょっと怖いんだよね」
と友人らに話していたら
「そりゃあんた、ただの老化現象でしょ!急に来たんだよ!オカルトでも何でもないよ。」
と一蹴された。そうか。老化か。だったらなんとなくすべてが合致する気がしないわけでもない。
短期間超常老化現象。これ、ネーミングとしてはどうですかね。早口言葉で三回言えるー?
写真はすべて
Martin Klimas Photographyより(再掲)
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この前ウナギを殺生して食する会に参加したとき、きついっつってんのにムリヤリオリジナルTシャツを着せられ写真まで撮られ宣伝材料にされてしまったので、二人羽織りバンド、ダンデムのライブに行ってきました。マンダムは、楽器を弾けない人が、弾ける人にお願いして、おんぶにだっこに二人羽織で実現させたロックンロールバンドとのことだ。(でも昨日はJAZZもやっていたし小芝居もやっていた)
こんなにかっこつけてるけど、ご本人まったく弾いてませんから。
ホラ貝で出演させてっつってんのに、未だにシカトされ続けています。
だから、本来のバンド名は「タンデム」らしいですが、もうガンダムでもヴァンダムでも八ッ場ダムでも何でもいいと思う。
やっぱり音楽もアートもバカなほうがいいと痛感した。バカじゃないとダメ!バカ以外禁止!かっこつけてもいいから頼むからバカ要素入れて!って思ったし、まあ押し並べまして「よかった」ということです。
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ネタ出しは明日にしよう……