近所に、長い付き合いである笑い上戸のオバちゃんがいます。
遠くからでもケタケタ笑っている声は響きますから一発でわかる。そのうえ実家の飯時を狙ってくるので、ケタケタが聞こえてくると皆で警戒する有様です。
みなさん、笑ってますかぁーーーーっ?
笑いすぎて死ぬかと思った経験、みなさんおありでしょうか?
わたしはあります。
ワケのわからない笑いというのは本当に不可解ですよね。たぶんあれ、突発性のビョーキですよ。病名とかないのでしょうか。
モーレツに印象に残ってるのは『甲斐さんち事件』です。
わたしは爆笑に次ぐ爆笑で、死の淵まで行きました。
今思えばおかしくもなんともない。
言うなれば『ふとんがふっとんだ!』のダジャレのほうがよっぽどマシだと思えるほどくだらない出来事だったんです。
親友というほどのつきあいではなかった甲斐さんですが、わたしが小学2年の頃
「わたし、インディアンの子供アルよ」
(なぜ中国語=インディアンなのかわからないが)と言ったらものの見事に信じこんでしまった素直なよい子でした。
そして
「ウソにきまってんじゃん」
と言うと信じられないほど怒ってしまった狂暴なクソガキでもありました。
予断ですが、高校時代の甲斐さんがつきあっていた彼氏というのが、元ダンナの五十嵐朝日が通っていた高校の同級生というのをのちに小耳に挟んだことがあります。
五十嵐情報によると、そのオトコは『見た者が凍り付くほど巨根の持ち主』だったと言いますから、彼女の股間を察するに……(以下略)。
伝説の『甲斐さんち事件』は中学時代のことですが、詳細は割愛します。書こうと思ったけれども、ほんとうにクソつまらないし。なんだったんだろアレ……。なにか悪いものでも食べさせられたのかな。
コレステロール伊藤さんの笑顔って「笑顔」なんでしょうか……?
とにかくバカ笑いがとまらなくなって、次の日、アゴと腹が筋肉痛になるほどでした。
のたうちまわりながら笑っていたとき、わたしは
「このまま死んじゃうかもしれない」
と真剣に思ったものです。それでも笑いながら
「まあいいか、死んでも」
とけっこう本気で意外とあっさり思ったのでした。笑ってる最中でも、脳の一部は冷静なんですね。
大笑いのネタって、案外何でもないところに転がっている気がします。
そして学んだことは、『人間、あれほど笑ってもけっこう死なないものなんだな』と言うこと。あ、あと『巨根は一日してならず』。そのお話はいずれまた腰を据えてジックリとお話したいと思います。アレが努力の賜物だったなんて!
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