うぐあああああー。
昨晩、久々に脳天をやられた土屋遊です。みなさん、だいじょーぶですか? 頭とか。
つかね、スケボーやったんですよ。ひっさびさに。実はうちは、職人のくせに弟がスケボーで腕を骨折、長期入院したことから、家訓としてスケボー・スノボ禁止条例がでているんですけど、やっちゃったんですねーいきおいで。ああいうのは、いきおいとかノリでやるものでしょう? そうでもないのかなー。
笹塚に、スケボーをやるために作られたような、い~場所があって、そこでまた調子こいてかっ飛ばしていたんです。そしたら見事にすっ転びまして、左肩と後頭部を強打。強打者ですよ、いうなれば。
久々に体感するモーレツな痛み。一緒に転がしていた人は最初爆笑してたんだけど、ニヤリともしないわたしの尋常じゃない様子に、こりゃただの転倒じゃないと察したらしく、すぐに救急車を呼ぼうと言いだしました。けっきょく車を拾ったんですけど。
流血はまったくしていませんでしたが、なにしろ痛みがハンパじゃない。
「折れてるー折れてるー! ぜったい折れてるー! 痛い痛いいたいーーーーー!」
とずっと言い続けて、おそらくタクシーの運ちゃんも、大慌てでかっ飛ばしてくれたんじゃないかと思います。
自分で言うのもアレですけど、下手なんです。
病院にはスグに着きましたが、今度は吐き気。妊娠中でも味わったことのない、なんともいえず気色の悪い吐き気です。それを看護師さんに伝えると、血相を変えて順番を早くしてくれました。ただならぬ様子にビビったわたし。頭蓋骨も折れてる! 折れてるんだきっと! こりゃ死ぬな、と思いましたね。いつも死にてえーって思っているのに、死ぬのか、死ぬんだな……そっかー死ぬのかアハハハハーこりゃ面白いや、と、今思えば、そうとう動揺していたんだと思います。ただ、当日は、同じ病院で友人が一時退院した日でしたから、「完治させるからお前は死んどけっ」と神様が言ってるんだな、うん、それならいいな、うん、いい! と、無宗教なわたしがミョーな納得をしていたわけで、冷静と動揺のはざまを行ったり来たりしていたんだと思います。
えーっと、めんどくさくなってきたな。
結果的に、肩は脱臼。ナントカ脱臼ってやつで、はめ込んだらウソみたいに痛みはなくなりました。え。コレ手品? 魔法? 先生どこ中? って思いましたね、あの時は。また、しばらく固定しなさいと言われて処置をしてもらったんですが、効き腕の左だし、めんどくさいのでもう取りました。元カレがラグビーをやっていて、しょっちゅう「あ、外れた」と言っては自分でカキンッ! と直していたのを知ってる。わたし、知ってる! みんなに見せびらかしてからにしようかな? とも思ったんですが、きっと誰も同情してくれなさそうだし、とにかく不便でした。
頭の方も、CTでとりあえずは異常なし。嘔吐がひどいため、経過観察するということに。んでその後15時間くらい眠り姫のように寝て、誰のキスも受けてないのにどういうわけか夕方生還しました。なんかね、もーね、生まれ変わった気分なんです。このときとばかり禁煙宣言までしてしまいました。そのうえなぜか急に「社会から疎外された人たちの役に立つ仕事がしたい! ものすごくしたい! それこそわたしの天職だ!」と強く思ったんです。もう完全に一皮むけた土屋遊の誕生です。クローンといってもいいかもしれません。いくないです。
そんなこんなで肩も頭もだいじょーぶです。頭はある意味だいじょうぶじゃないかもしれませんが、それは前々からですので、医学的にいうところの「大丈夫」です。今思えば、あのまま記憶喪失にでもなっとけばよかったなーとは思うんだけど、TwitterやLINE上で「自業自得」と散々言われたことはなんとしても忘れたくない、忘れてはならない、と脳みそが念を押しておりますので、やっぱり記憶も平常運転でよかったんだと思いますね。思いますねわたしは。
……ということで、本日のお題に速やかにうつります。今回は【ぬ】です。ぬぬぬーーーー!
【ぬ】ヌード
まさか洋服を身につけて生まれてくる赤子はいないだろうから、人はみんな生まれた時からこの世にヌードを晒してくる。お風呂に入るときも、セックスをするときも、ヌードなんだけど、やっぱり全裸や素っ裸のほうが言葉としてはしっくりくる。
ヌードはヌードなんだと思う。ヌードルでもフードでもラードでもない。ヌードだ。
そういう意味で言うと、わたしは過去に一度だけ、ヌードになったことがある。 当時つきあっていた彼氏がカメラマンだったから、モノクロのヌード写真を撮った。(今では風景ばかり撮っているらしいが)女豹のようなポーズでもなく、性交渉時にノリで撮ったものでもない。直立不動と散弾銃を構えてキメたもので、とてもそそられるような写真ではなかった。今は手元にないけれども、若い娘であれば一度は撮っておいてみてもいいんじゃないかな〜と思う。別にコレといった意味はないのだけれど。
いつの頃からか、素っ裸で外を駆け回りたいと思うようになっていた。いわゆるストリーキング(フラッシャー)だ。もう、そうなったら完全にわたしは自由だぞーーっと思った。人に嘲笑れたって、逮捕されたっていい。なにもかもブン投げて、一度は全裸で街を疾走するという狂気の開放感を味わってみたかった。その気持ちは年齢を重ねるごとに小さくしぼんでしまって、今ではあとかたもないのだけれど、正気になったということか。人間力がどんどんセコくなっている気がする。
それでもたまに彼・彼女たちのニュースを目にすると、いいな〜うらやましいな〜と思う。昨今では宣伝をかねたストリーキングが多くて、正真正銘の狂乱ヌードとあの満面の笑みをほとんど見かけなくなってしまった。嘆かわしいことだと思う。まったくけしからん、わたし的には非常事態ですよ、これは。もうちょっとバカげた狂人を、キチガイを、すっとこどっこいを、あるいは天使を、もっとわたしの目の届く範囲においてほしいと切に願っております。つかさー、誰かやらない?
本日のオススメ本ですね。
アリのような巣を作り、アリのような階級があるハダカデバネズミのこと。
もちろん終日フルヌード!