三社祭と展示会に行く予定だった日のことでした。
両腿からチンチンが生えて慟哭している男に、
「いいじゃないの、いいじゃないの! いっぺんに2人とヤレるんだからいいじゃないの!」
となだめすかしてる奇怪な夢を見てる間、元同僚が帰らぬ人になってしまいました。
これまでにも2人、腹心とでもいうべき友人をなくしていますが、また1人、思い切りケンカもできて、信頼していた愛すべき友人を、わたしはチンチンの夢を見ている間になくしてしまったのです。

「
wtbw 同僚」で検索してみると、4,140件も言及していることがわかり、わたしの生活において、彼女がどれほどの位置をしめていたかようくわかります。そのほとんどが悪口で、読者には本当に仲が悪いのか? と思われていたこともありましたが、もちろんわたしは、きらいな人の悪口など滅多に書きませんから、4,140件分の情と信頼を彼女に対して抱いていたわけです。
ご主人から直後に着電があったときには、マンションの壁に亀裂が入るのではないかと思うほど、「なんでなんでなんでなんで」と、100回くらい泣き叫びました。正直、去年は一切涙を流していないので、久しぶりの超号泣がこれでした。死ぬのは同僚ではなく、わたしであるべきなのです。
ひねくれ者でクールで、わたしのことを、なんでもかんでもおもしろがり、無二の理解者、いつも過大評価してくれていた大切な友人をなくしてしまった瞬間にチンチン……。
後悔ばかりですが、これもまた、彼女なら
「また土屋さんはァーまったくしょうがないな~」
と笑って許してくれることでしょう。
本当に大好きでした。
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今日のテーマは【よ】です。
実は、夜這について書こうと思っていましたが、前述の理由で喪に服しておりますので、「よのなかばかなのよ」という回文について少しだけ触れたいと思います。
これは、日吉ミミさんの『世迷い言』という歌の歌詞ですが、わたしはすこぶるこの文句が好きで、頻繁に使います。
なにもかも、「よのなかばかなのよ」で片づけられたらとても楽ですし、わたしもバカなら世の中もバカ、それでなにもかも決着がつく。つまり、まあどうでもよくなるという呪文でもあります。
それにしてもバカにしてんな、このジャケットも……
わたしは元同僚の死を、全身でもって泣くということで受け入れたつもりでいましたが、翌日にはまた脳の思考回路が破壊され、どうにも信じられない、信じたくない、信じていないフシがあり、自分でもなにがなんだかわかっていません。
そこで、「よのなかばかなのよ」と唱えることで、彼女の死を真っ向からキャッチしようと試みましたがそれも失敗に終わりました。
ところで、なにもかも終えた告別式の夜、かねてから懸念していた前歯(刺し歯)が散歩中にポロリと取れました。そうです、来るべき時が来た。歯抜け女です。
傷心中のわたしを慰めようと思ったのか、この歯抜けを見て笑おうと思ったのかは定かではありませんが、友人らは一様にわたしを食事に誘ってくれるので、毎日のように出かけては写真を撮られる日々を送っています。
でもやっぱり、今一番この歯抜け顔を見せたかったのはほかでもない元同僚です。
きっとウケてくれるだろうなあ~。そして、歯医者の手配を勝手に推し進め、わたしとバトルになっていたことでしょう。
あーーーーーーー。
あの顔にまた会いたい。会いたいです。会いてぇーーー!
本日は、これにて。
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