本当なら昨日、というか去年、2021年12月31日にブログ更新するつもりだったけど、やたらと仕事が(気分的に)逼迫して落ち着いたのは23:20頃。というわけで今日になった次第である。
なので、とりあえず新年の挨拶の前にわたしにとって2021年とはなんだったのかと振り返ってここに残しておきたい。
2021年ラストの三日月
一言でまとめると「最悪だった」。けれども、わたし史上二番目の最悪だし命に関わるほどのことではない。古参読者ならご存知の通り、およそ9年前の最悪よりかはマシだったので最も悪いという漢字はそぐわないかもしれない。そもそもわたし自身に直接降りかかった不幸は皆無。わたしの直径いくばくか、精神的周辺に、これ以上ないほど悲劇的なドラマのようなことが次々に勃発して締め括りの年末にトドメを刺された。
わたしに降りかかった火の粉はないけれど、悶々とした愁い事を抱えたまま、そしてそしらぬ顔をしながら仕事に没頭してきた。正直、仕事に逃げたといった方がいいかもしれない。わたしはきっと今年も逃げ続け、果てにはこうして再び後悔するだろう。最悪な未来が、見えている。
それらの件もあるからか、ワーカーホリックになっているという自覚もある。この病気はほかの中毒とはちがって、やればやるだけあとで猛省するということがほぼ、ない。けれども自覚があるのは少しは救いだ。今年はもう少し改善していきたいな、とは思っている。一応ね。
そうだよ、一応年越し蕎麦も食べて、一応初日の出も見て、一応初詣もして一応おせちもお雑煮も食べた。本当はべつにいつもと変わりないはずなのに、年明けという区切りがあるのはなんというかいいですね。リスタートして希望が少し見えてくる(気がするだけでもいい)。
乗り切ることができたのは、仕事がある(預けてくれる人たちと買ってくれるお客さんがいる)ということ。そして前回も書いたけど、バンタン(BTS)こと防弾少年団がいたこと。すごくラッキーだったと思う。
バンタン全員大好きだけど、最も愛おしいVことテテことキム・テヒョンのお誕生日は12/30
どんよりしていても仕事に没頭している時は雑念が飛ぶし、バンタンの情報や動画を目にすれば「あ、わたし今ニヤけてる、まだ大丈夫だ」と思えてくる。ほかの悪いことは巨大ゴミ箱に放り込んで、このふたつだけをしっかり手に持って2021年から2022年を跨ぎたいと思った大晦日。というわけで、明けたわけです。
おめでとうございます!
遅めの初日の出 at うち
今年の抱負を考える余裕がなかったけど、とりあえず12月に行きそびれた免許更新に行くこと! そして願わくばバンタンが観たい。1ミリくらい小さくてもいいから彼らをナマで観てみたい。
そして考える時間というのが必要だなー。本を読んでもアート本を眺めても、ただ読む・観るだけではダメだなーと思った。というのも、phaさんの新刊(人生の土台となる読書 ーーダメな人間でも、生き延びるための「本の効用」ベスト30)を読んだのだけど、彼が著書で紹介していた本のほとんどをわたしは読んでいた。それなのに、彼のように「人生を変えた」ということが1ミクロンもなかった。「動かされた、響いた」という記憶もない。これは感受性や思考の種類がちがうということもあるかもしれないけども、わたしはきっと「ちゃんと」読んでないんだな、と痛感した。そのチャンスはいくらでもあったのにみすみす見逃していたわけです。
そして以前、「毎日毎日必死に描けば、絵(イラスト)って上手くなるもんだよね?」 って画家というかイラストレーターというかとにかくいろいろ描いてる描人間の寺田克也さんに言ったら、「それはねーちがうんだよねー」と言われたことを思い出す。その時は直後に「そういえば毎日何枚も描いてる人でもヘタというか響かない人っているかもな……」って思ったのだけど、訊いた時は、わたしが知る画家・イラストレーターの人たちは100%描きまくっている人たちで、もはや努力じゃなく描かずにはいられない類なのでそう思っていた。
あの時と同じだ、とガツンときた。本でも絵でも、こうしてわたしは上部しか見ていない、彼らの真髄、試行錯誤、学ぶ力と探究心と常に思考する向上心(権威とかではなく自らの)の何も見てないんだな……と、バケツの氷をぶっかけられたように感じた。
だいたいわたしは昔から広く浅く、なにごとも上っ面の人間だという自覚はつねに持っていたし、それでいいと開き直っていたけれど、いや、ちょっと、それはさすがにヤバいんじゃ〜と、はじめて立ち止まった。なによりも、「過去の過程も含めて入魂の作品」をわたし(83)に託してくれるアーティストのみんながいるのに、こんな上部人間ではあまりにも失礼では……。勉強というわけではないけれど、わたしはもう少しちゃんと考えることをしたほうがいい。うん、しよう。しなければ、します! というのが今年の抱負。
野生的、直感だけで生きてるとよく言われてきたけれど、人間は考える葦。四捨五入還暦にしてとうとう人間宣言をするときがきたようです。
今は、ネットといえばはちみせ中心で動いているけれど、Weekly Teinou 蜂 Womanがあってこそのはちみせだし、ここは原点。安心するし落ちつくし、好き勝手書ける、大事な場所だ。読者のみんなたちー、去年もどうもありがとう(数回しかコーシンしてないけど)。そして、毎年言ってるけど、今年も。どうぞよろしくおねがいします。
사란헤 サーラーンーヘー!