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2018/01/22
[#]さるハゲロックフェスティバルはまるっとお得だった

某日 さるハゲロックフェスティバル


せこなおと玉置

かわいしのぶちゃんにお誘いいただき、さるハゲロックフェスティバルに行く。
しりあがり寿さん主宰の、10年続いているフェスである。行ったあとで知ったのだが、好きなミュージシャンや文化人的な人たちが多数参加しているお得なイベントだった。

「柴田聡子と森の仲間たち」が22時から。ギリで間に合った。小さいハコでの柴田ライブは初めてで、近距離で聴いてこれは紛うことなく天使だと思った。同じ人間、同じ女性に分類していいのだろうか。たぶんNGだろう。その横で、かわいしのぶちゃんが渋いベースをかき鳴らしていた。

もうひとつの目当てであったマダラカレーはとっくに売り切れていた。前日に魅力的なカレーの会に誘われたのだけど、いやいや明日はマダラだし……と思ってお断りしたのが悔やまれる。

かろうじて残っていたメニューもサバの焼き物とサバコロッケ。そしてダイコンの漬物。私はサバが食べられない。居合わせた玉置に、小銭がないと言ってダイコンを2本おごってもらった。露天の塩漬けきゅうりのような味を想像していたら、とんでもない味で、塩麹で漬けたのだと教えてもらった。これはマネしたい。



第1第2会場をフルに使って暴れていた大日本プロレスの人たちの試合(余興?)。観客にケガのないように留意しつつの格闘で、サービス精神の塊である。プロレスはエンターテイメント界における神だ。もっと崇めなくてはならない。そんな神のひとりに、私は盾にされたあげく羽交い絞めにもされた。なんという幸運。私だってエンタを心得ている。とりあえず敵を煽って挑発し、見せ場を作ったつもりだが、いっしょにいた玉置のカメラが間に合わずおごってもらったのも忘れて文句を言いまくった。

終バスで帰るつもりでいたけれど、けっきょくダラダラと最後まで残った。
私は音楽にもギターにも明るくないし、ましてやギターの音色ひとつでかっこいいと思うことなど皆無だったが、トリのギターソロに聞き入ってしまった。

詳しいであろうマリオさんに訊いたら、クレイジーケンバンドのギター小野瀬さんだと教えてもらった。えええぇ……CDは持ってないけれど、カラオケではよく歌うのだ。そうだ、そうそう! たしかにあの曲でもソロがある、そしてギターが印象的だ。

打ち上げで、かわいしのぶちゃんと自撮りをしようとしていたら、その小野瀬さんが「撮りましょうか?」と言ってくださり(!)、うぎゃーーーーと一緒に写真を撮ってもらうことにまんまと成功してしまった。(右端)



その後、マリオさんと小野瀬さんそしてしのぶちゃんのプロ3人が専門的なエフェクターの話をしていたので(ああ、これは私にはわかんないや)とテキトーに聞き流していたら、しのぶちゃんがチカラ技で製麺機の話にすり替えている。同じ機械だけれど、いつのまにか麺の話になっていたのですっかり混乱したが、ジェントルな小野瀬さんは「食べるの好きなのでぜひ」と言っていた。あとでブログを拝見したら、あながちリップサービスでもなさそうで、B級グルメ好きとのことだった。

あまりにも空腹だったので、途中、ムリヤリ誘って焼き鳥屋に行った。帰り際に
「土屋さんずっとひとりでしゃべっていた」
と言われる。自覚はないものの、最近よく言われるのでそうなのかもしれない。
しゃべる・飲む・食べるのほとんどを私だけがしていたのかと思ったらおかしくなってしまったけれど、ほかの3人にとってはまったくおかしくないだろう。つまり、おかしいのも私だけ。すごいな、と他人事のように思った。

ラベル:



#1/22/2018 07:07:00 午後 このエントリーをはてなブックマークに追加



2018/01/09
[#]アソビ日記 伊藤ちゃんは息子だと思われたのか疑惑

某日 バスの意気込み



バスに乗り込んできた、小学校にあがるかあがらないかくらいの男の子が、おばあちゃんの手を引いて
「ぼく、おばあちゃんと一緒に座る。ね、一緒に座ろうね、おばあちゃん」
と言っていた。
おばあちゃんは死んでもいいってくらいうれしそうな顔で、何も発せず男児にほほ笑んでいたけれど、じっさいに座ったかどうかはそのまま後ろに行ってしまったので確認していない。

このバスには毎日乗っているけれど、その日、坂道で聞きなれない異音がした。
なんというかこれが、うまく表現できないのだけど、グギギギギギ…グガアアアアアーーーという感じの音で、「只今、がんばって坂を登っております!」と、バスの意気込みのような音なのだ。
ふだんからこんな音がしているのに気付かなかっただけかな? と思っていたら、先ほどの男の子が
「がんばれー! バスー!」
と言ったので、あ、やっぱりがんばっている音に聞こえるんだと思い安堵したら、即座におかあさんが
「(バスではなくて)運転手さんでしょ」
と言う。
男の子の表情は見えなかったけれど、はい、でもバスががんばってるように聞こえたんですよ……と少しいじけた気分になった。

ところで、"死んでもいいってくらいの表情"というのは余計でした。
心優しき男の子のためにも、おばあちゃんには長生きして欲しい。



某日 奥さん!


インドネシアで55歳差婚がありましたが、こちらはマクロン仏大統領夫妻(25歳差)

息子のオンと、2人でごはんを食べに行った時のこと。
店員さんに
「奥さんのをお先に」
と言われた。言うまでもないが、26歳の息子の妻に見えたということである。その瞬間に
「うわーーーーー! 奥さんだって奥さんだって!」
と騒いでしまい
「それ、うれしいの?」
とオンが言う。
「え、そりゃうれしいでしょう」
と言うと、
「ふうん……」
となんだかよくわからないというような態度でスマホに目を落とした。

……と、このような自慢を同級生らにしたところ、伊藤ちゃんは、旦那と一緒にいたときに「息子さんですか?」と言われたことがあるという。
2歳年下ではあるが、息子というのはさすがにないような気もする。

……と、この顛末をTwitterに書いたら、友人が
「伊藤ちゃんのことを息子だと思ったの?」
と返してきた。

その発想はなかった。
しかし、息子と私が夫婦だと言われることもあるくらいだから、他人からどう見えるかはわからないなと思った。

……と、この一連の流れを同僚に話したところ、
「そもそも『奥さん』というのは、べつに夫婦という意味ではないのではないか。八百屋さんだってよく『そこの奥さん! 安くしとくよ』と言うではないか」
と言う。

混乱してきたし都合が悪くなってきたのでこの話は終わりにする。




某日 車という名の喫茶店



喫茶店に行く。
ナポリタンの具が、ピーマン、ハム、玉ねぎで、私が家で作るものといっしょだった。
セットにすると700円なので紅茶を注文して、ナポリタンが500円なのかそれとも400円なのかとくだらない議論をする。

友人は、リスカっぽいからという理由でレスカを注文していた。
レモンスカッシュをレスカと略すのは純喫茶ではよくあることだし、リスカっぽいというのは少しムリがあると思ったが、メニューの文字を見て納得した。たしかにリスカっぽい。どこがどのようにと明確に伝えきれないが見てもらえば言わんとしていることは伝わるはずだ。



私たちのほかに、高齢の男女が税金対策の話を大声でしていたが、内容から察するに夫婦ではないようだった。
お互いにニット帽をかぶり、ダウンジャケットを着ている。
店内はあたたかい。高齢にもなると、着脱がめんどうになるのだろうか。

トイレに行くと、壁際に石油ファンヒーターが三台も並んでいることに気付く。すべて稼動しているようだった。

ゲームテーブルもあるし、安いし、ナポリタンはおいしいし、ファンヒーターは三台ある。
満足して店を出たが、店名の「車」の意味を訊けばよかったとあとで後悔した。

友人は「車好きなんじゃないの?」と推測していたが、店内に車に関するものはひとつもなかったし、店主の苗字なのではないかと私は思う。
寅さんも「車」だし。
そう言ったもののあとで自信がなくなり、調べたら車寅次郎で合っている。

「車」はあっても、電車と言う苗字はないのではないか?
汽車もなさそうだ。二輪車なんて、ぜったいにないな。


ラベル:



#1/09/2018 10:23:00 午後 このエントリーをはてなブックマークに追加



2017/12/29
[#]ハチ日記 賞味期限の心づかい

某日 賞味期限の心づかい


箸で持てる「かつおふりかけ」。

事務所の大掃除を終えて、カップヌードルを食べようと思ったら賞味期限が2016年だった。
しかたないのでサトウのごはんを引っ張りだしたらこちらは今年の23日で賞味の期限が切れていたが、かまわずレンジにかけた。
おかずがない。
捨てようと思ったかつおふりかけの賞味期限は今月6日。
おしっと開いたら、かたまって箸で持てるようになっていた。
古くなったふりかけを食べる貧乏人への配慮でこうなる仕組みが作られたのではないか?
だとしたらすごいことだぞ。



サトウのごはんのフィルムを剥がしたら、丸まって魚肉ソーセージみたいになった。
そのまま動かさず、妄想オカズにしてごはんを食べた。
賞味期限がすぎると、魚肉ソーセージに擬態するためフィルムが丸まるようになっているのではないか?
だとしたらすごいことだぞ。

それにしても50にもなって、年末に賞味期限切れのサトウのごはんとかつおふりかけを食べる人生だとは思わなかった。

......とTwitterに書いたが、気付いたことがあるので訂正した。

すみません、51歳でした。

ラベル:



#12/29/2017 01:00:00 午前 このエントリーをはてなブックマークに追加



2017/12/27
[#]シャンゼリゼ、ここは神へと続く道。

某日 シャンゼリゼ


なんの看板かというと「すしざんまい」です

表参道沿いの喫茶店にいた。
「イルミネーションが点きましたら、店内の照明を落とさせていただきます」
そう言ってウエイトレスが各テーブルをまわっていた。

イルミネーションに興味はないものの、そう言われると点く瞬間を見てみたいと思い、窓の外を凝然と見ていたけれど、ケーキにフォークを刺したその隙に点いてしまった。
これだからイルミは……などと軽く悪態をついていたら、代わりに置かれたテーブルのロウソクが、アロマの色香を放っていることに気付いた。
もうダメだ。
イルミ、ダメ。

「越冬している虫たちだってビックリするんじゃないのかな」
と、腹立ちまぎれに友人に言うと、虫はどんな状況でも順応していくだろうとのこと。
私に足りないのはそれかもしれない。

電飾がはじまったのは1991年とのことで、案外と昔だった。
地元の商店振興組合「原宿シャンゼリゼ会」が主催したらしい。
本来、参詣するための表参道にシャンゼリゼ……。
ギンザにあこがれた商店街が、「○○銀座」と付けるのなんてかわいいほうだった。
だいぶ大きく出た。


町は季節を先取りして丸出しにする。
都会は自然(畑の野菜、川べりの雑草、庭の果樹、ツバメの往来)が少ないから、帳尻を合わせていると思えばいいのだけど、購買意欲を掻きたてられてなるものかと警戒してしまう。

横断歩道では警察官が真ん中に立ち、
「立ち止まらないでくださーい!」
と拡声器で叫んでいた。
「ここが撮影スポットでーす!」
と、みんなの耳には聞こえているはずだ。
私にもそう聞こえたから上の写真。




ハチコラム 過剰・喜怒哀楽


はい。前髪切ります。

過激なことが好きなので、喜怒哀楽の強度が強い人を見るのが好きだ。
だから、という理由かわからないが、たぶん私もハデなんだと思う。

そのことが幸いして、手作りのレモンカード、からの手作りのレモンパイ、そのうえ人より多く食べられるというマイ恩恵をうけた。

ハデな感情表現はデメリットも大きいけれど、このようなメリットもあるので相殺できる。
きっと強度が弱い人も相殺してるし、フツーの人も相殺してるんだろう。
「ま、相殺してるからいいか……」
と思うことで、自分の性格を受け入れるしかない。生きろ。


思い出すだけで夢見心地の味。

ラベル: ,



#12/27/2017 10:53:00 午後 このエントリーをはてなブックマークに追加



2017/12/25
[#]日記 テイラー・スウィフトじゃない



ですね。


某日 香香



デイリーポータルZ、45オーバー老害チームである。
スミさん(このときは撮影)が、会ったとたんにパンダのかぶり物をせっせと配ってくれたので写真を撮った。
6月に生まれた香香のお祝いだ。

駅前かなにかで配布されていたものだと思うけれど、
「あと○枚ください」
とスミさんは言ったのだろうか。
子沢山だと思われたかもしれない。

まさか45オーバーが、こぞって被るとは相手も思わなかっただろう。



べつやくれいが金髪にした。
すごい。パツキン夫婦だ。
観光地ではとても日本人夫婦に見えない。

金髪に赤い口紅はよく映える。
テイラー・スウィフトは真っ赤なルージュにしてからキュートさが増したので、私も金髪のときにしばらくつけていた。
まるっきり似合わないことを思い知らされただけだった。
そもそもテイラー・スウィフトはキュートという前提をすっ飛ばしていた。
それでも、今でも時々悪あがきのようにつけてみるときがある。



某日 冬のスプーン



完全オフを決めこんだ休日の深夜、友人が来訪。
自分用のビール2本と、宝石箱のようなお菓子を持ってきた。

一見すると、お菓子の欠片をサジの上に置いただけのように見えるかもしれないが、「冬のスプーン」という詩的な名前が付いている。
急にロマンスがやってきた。
ネーミングって大事ですよねってお話。

当サイトのタイトルの由来をよく訊かれる。
わかりにくすぎるウケを狙ったために、説明するのもめんどくさい。
いつも言うことは、2分くらいで決めたこと。
そして
「蜂でも蟻でも虻でも象でもなんでもよかった」
ということです。

Weekly Teinou elephant Woman
長い。
蜂でよかった。



某日 small people



渡邉紘子さんのsmall peopleに行く。
豆本を全身全霊で作ってからというもの、小さいアートにも目がいくようになった。

ビビットな赤のラインがかわいいテーブルクロスが、魔法みたいに宙に浮いていた。
そこにひとつひとつ、ていねいに作られた小さな作品が並んでいる。

基本的には身近なものがモチーフになっている。
淡くて儚くて、吹けば飛ぶような作品なので、両手のひらで大事に包んで持ち運びたい。
Hiroko Watanabe





某日 置き薬



置き薬の集金の人がきた。
今月はかなり節制したはずだが
「今月もたくさん使っていただいてありがとうございま〜す! 13,000円ですっ!」
と元気よく言われたので1度心肺停止のフリをしてから
「もう止めてくださいよ〜置かないで〜」
と逆ギレしたのだが、薬箱を開けてみたらさらに倍入っていた。


ラベル:



#12/25/2017 09:54:00 午後 このエントリーをはてなブックマークに追加



2017/12/22
[#]ハチコラム3 股間をチャリから守った青春の日々

ハチコラム チャリ

1:たち漕ぎの青春エピソード



「立ち漕ぎでスッ飛ばしてるチャリ見かけると、たいていアソビ」

つい最近までよく言われていた。
ここのところ自転車に乗らなくなったので少なくなったけれど、基本的にチャリは立ち漕ぎが多い。
理由はわかっている。

高校3年生のとき、あまりにも遅刻が多いことから、
「あと3回授業をバックれたら留年にする。大学も推薦なし」
この宣告を真に受けてしまい、これは大変だぞ……ということになった。
なったというか、私はなってないのだが、とにかく周囲が大騒ぎだ。

自分で言うのもあれだけれど、私の寝坊はあまりにも大胆である。
15分や30分などでは範疇に入らない。
昼前に適当に起きて、誰もいない家でダラダラして、連続テレビ小説やらを観てから
「はーダルいけど、部活あるし、行くかぁ~」
くらいのトーンでタクシーで出席していたのだから、この調子であと3回の欠席を死守なんて、所詮ムリな話だ。

ムリとわかっていても、一応努力はした。
対策のひとつとしてタクシーをやめた。
車だとラッシュ時の環七、青梅街道などを通らなくてはならず、結果として渋滞にハマる。
電車で行くより倍時間がかかるのだ。
しかし、駅から学校までは20分ほどあり、学校に近づくにつれ学生らがひしめきあい、直前では恒例の、100名を超す地響き猛ダッシュが繰り繰り広げられる。
今でこそ危険とのことでなくなったようだが、重厚な鉄のウラ門をギギギギギーカシャン! と閉めるのを、今か今かと待ちかまえている教師たち。
あれはぜったいに楽しんでいたと思う。
そういうわけで、門外に閉めだされた脱落者たちは遅刻の烙印を押されるのだ。
これもウラのウラをかいて、民家から侵入するワザもあるのだが、それはまた別のお話なのでここでは割愛する。


乗りました。まぶしすぎるデコチャリ青春記より

極端なひねくれ者としては、周囲にいっせいに猛ダッシュされるとやる気が失せる。
ひとりで突出したなにかが欲しい。
そこで、奇跡的なタイミングで出会ったのが、錆びて捨てられていたチャリだった。
全体が錆びていて、いつ朽ちて折れてもおかしくはない。
レトロ趣味があればむせび泣くような骨董品だ。

自転車通学が禁止されていたにも関わらず、私はこれを、駅から学校直前までの交通手段として使うことにした。
駅から乗って、学校直前の道に放置する。
帰りも同じことを繰りかえす。
そもそも「チャリにカギ」の発想は私にはないのだが、このボロい鉄の塊(もはや自転車と呼べるものではない)が盗まれるわけがないのである。

ダラダラと歩く愚民どもを「どけどけどけーーい!」とゴボウ抜きにしながら、風を切って走るのはいい気分だった。
高校時代、私はみんなにそうとう甘やかされていたので、誰ひとりとしてチクるものがいなかったのも功を奏した。

そして付いてしまったのが、手のひらのサビ臭さと、立ち漕ぎの熟練ワザである。
何しろ、今後の性生活に関わる大・問・題があったのだ。

自転車には、サドルがなかった。
あったのは、JKこと女子高生の急所を待ちかまえる、鉄の棒のみだ。
高3だし、性交渉なんてしたことありません! というわけではなかったが、当時はまだノーマルなSEXしかしたことがなかった。
いや、万が一あったとしても、刺さったままチャリに乗るなんてそんな曲芸をするほどの好奇心は持ち合わせていない。




意外と細い。
まちがいなくヤバい。
ぜったいに腰を落としてはならない。

今後の人生に多いに関わる重大な危機が目の前にあった。
危険を冒してまでも、私は立ち向かったのである。
何に? それはわからない。
校則? 権力?
いやちがうな。
強いて言うなら、おもしろかったから。



とにかく、そんな高い意識でもってオール立ち漕ぎという高度な技術を命がけでマスターし、すっかりカラダの一部となったのだった。

大人になってもあのギリギリな恐怖が消えず、いまだにチャリに乗ると立ち漕ぎをしてしまう。猛ダッシュも然り。
ものすごい形相で、立ち漕ぎをしている女を見たら、ぜひ声をかけてみてほしい。
たぶんマッハの早さなので聞こえないと思うけど。



2:タバコ屋のおばちゃん




ヨロヨロとチャリを漕いでるの見て
「あ! 危険運転!」
と思うとだいたいタバコ屋のおばちゃんだ。

しかもあれだけドヘタなくせにまっすぐ前を見ない。
余所見ばかりしている。
高齢になると、好奇心が衰えるなんてあれはウソだな。
少なくともタバコ屋のおばちゃんに限ってはウソだ。
右に左に真上にまで好奇心でいっぱいで、見ているこっちがたまったもんじゃない。
いつかは事故に遭うと思う。



3:蛇行運転


マリオさんといっくんがうちの実家に遅れてきたときの図

会社に行くために、バスに揺られていた。
本を読んでいたのだけど、なにか胸騒ぎでもしたんだろうか、私はスッと本を閉じて、いつもの、見慣れた窓の外を見た。

反対にある車専用道路だった。
大蛇のようにグネグネとゆるやかなカーブを描きながら、幸せそうにチャリで蛇行運転しているひょろ長い男がいた。
空を見ながらこちらに向かってきている。
通勤にいらだつ渋滞の中で、彼だけがちがう次元にいるように見える。
浮世離れした若者だった。

私にも同じ年頃のオンもいるし、その時々で息子と比較的近い年齢の子はいつでも気になってしまう。
チャリはさらにグイーンとハンドルを曲げた。
地面の、車道の、あらゆる線という線を無視して横断歩道をナナメに横断という曲芸まで、誰にと言うわけでもなく披露していた。
(わ。あっぶなーーちょっと頭が少しおかしいのかな?)
交番もすぐそこにあるのに……危険運転で捕まっちゃうでしょーが……と、母心を満載にして注視していた。

バスが止まったとき、まさかと思ったがそのまさかがきた。
暴走チャリの主は、いまにも口笛でも吹かんばかりのノーテンキそうな男、Myエス・オー・エヌ、オンその人だったのである。
認知のゆがみがなければ、たしか私が生んだはず……。

「あらら……危ないわ……」
などと余裕で思うのは他人だからこそ。
今にも歌いだしそうなご気分のオンには聞こえるはずもないが、こうなったときの母は周りが見えなくなる。
それがうちの家系だ。
顔を確認した瞬間に、0.00000コンマの速さで
「こらああーーーーーーーっ!」
と声を荒げた。

狭い車内。
集まる視線。
ゆっくりと停止するバス。
なにが起こったのかわからず
「どうかしましたかー?」
とマイクを通して訊ねる運転士さん。
聞きなれた声。

なんでもありません、すみません、と、ちょこんと頭を下げ、もういいやどうなってもいいやいっそキチガイのフリでもするか……とヤケクソな気分でオンにLineを入れた。
「オンさん、さきほど山手通りを優雅に走ってませんでしたか?」

その日は深夜まで返事はなく、催促すると
「走ったかもしれないし走らなかったかもしれない」
とまたフザけたことをヌカしてきた。
こうしていくつになろうが母の心労は続いていくのです。


■  ■  ■ 


日記とコラム、それからTwitterをラベル分けしてみた。
ページそのものを分けるかどうかはまだ不明。
試行錯誤してみる。

昨日書いたコラムはこちら
ハチコラム / “Weekly Teinou 蜂 Woman: 年賀状芸人” 

ハチコラムは、林 雄司Webマスターのヤギコラムと似てるからアソビコラムにしようかなあ。.....と思って見に行ったら、そんなことどこにも書いてなかった。


ラベル: ,



#12/22/2017 02:18:00 午前 このエントリーをはてなブックマークに追加



2017/12/19
[#]カエルだけはかんべんしてくれの人、お元気ですか


某日 ブロッコリースプラウトパニック



深夜に、ブロッコリースプラウトをドンブリ一杯食べた。(写真はイメージ)
その直後から胃の周辺が怪しくなり、脂汗が出はじめる。
なんだなんだと思っていたら、とうとう激しい胃痛に七転八倒した。

頭痛はたまにあるけれど、胃痛はほとんどないので対策方法がわからない。
横になり、胃の部分をグーッと指で押すと少しだけ和らぐので、ひたすらくりかえした。
ずいぶん深くまで指が入る。
内臓が破けてしまうのではないかとよけいな心配もしつつ、限界まで試していた。

少し落ちついたところで、スマホで「ブロッコリースプラウト 胃痛」と検索。
胃に良い・ガン予防・ダイエットに効果アリと、どこもかしこもメリットしか書いてない。
ネットに神経逆撫でされた気分で、Twitterで遺言を残した。

さようなら みなさん。 ツイートが途絶えたら、ブロッコリースプラウトのせいだと思ってください。

起きたらまだ生きていた。
生きていたから起きたとも言える。

戯言のほとんどは相手にされないのに、先のツイートには「いいね」が18付いていて、はて、これはいったいどういうことだろう「わかりました。そうします」という承諾の意味だろうか、それとも別れの挨拶か…と考えながら胃の確認。

就寝前の数時間前の胃痛は消え去っていて、違和感だけが残っていた。



ゴミ袋を漁ってみたら、ブロッコリースプラウトは「スーパー」、"超"新芽とある。
高濃度のスルフォラファン、医学者が開発した高成分野菜……なにもかも未知の世界だった。

知ったところでなにも変わらないのだが、私のように度を越した食べ方をするのは危険なのでやめたほうがいい。

事務所に行って昨晩の胃痛パニックを話したら、各自「ブロッコリースプラウト 胃痛」で検索をはじめた。
私のTwitterでの書き込み及び遺言が、4番目に出てきたと報告を受けた。



ハチコラム 鉄棒で殴る

「妹を鉄棒で殴った中3、逮捕」のニュースが流れたことがあった。



「て、鉄棒でっ!?」
と思ったのがきっかけで飛んでみた記事内では"鉄の棒"と表記がある。
てっきり逆上がり関係の鉄棒だと思った。
完全に騙された。
騙したつもりはないのかもしれないが騙された。

「鉄棒で……いったいどうやって……?」
妄想が広がったこちらの記事本文だったが、ちょっと待てよ? と思う言葉が目に付いた。

少年は「インターネットで殺人サイトを見ていたら、人を殺したくなった」と供述。居間でテレビを見ていた妹の背後から殴りかかったらしい。

これが言葉と脳のマジック。
「人を殺したくなった自分」より「インターネットで殺人サイトを見ていた自分」の方がインプットされやすい仕組みになっている。
そしてやたらカタカナを乱用した意味不明肩書きの専門家が、インターネットの闇について警告するお決まりがセットになっているのだ。

当時(10年以上前)はネットの規制もゆるかったし、私は海外のblog経由で毎日死体サイトや猟奇殺人サイトを閲覧していた。
生首もゴロゴロしていた。
白人が黒人を迫害する映像や、リアルタイムではないにしろ、処刑シーンも動画でダダモレになっていたけれど、今やTwitterに載せようものなら一発でバン食らうだろう。

権力に立ち向かい、無残な姿にされる民衆、内紛で親を亡くした砂まみれの少女。
あれもこれも"闇"ではなくて、世界の"リアル"だった。



閑話休題。
殺人サイトの閲覧は、鉄棒中学生よりもはるかにその数は多いはずだが、私がこれによって人を殺したくなったことは1度たりともない。

彼の場合は、電車内でオッサンが読んでいる新聞の「○○殺人、犯人逮捕」を目にしただけでも、家族団らんで火曜サスペンス劇場「湯煙旅情サスペンス 伊豆・天城越え殺人事件」を観ていたって人を殺したくなるわけですよ実際。
だからと言って、新聞見出しや火スペのタイトルが「闇」だと言われることもない。
トリガーはどこにでも転がっている。

マイノリティな嗜好を頭ごなしに否定するべきではないと思うけれど、このケースだと罪を犯すことになってしまう。
そうなる前になにかしら、心理的な対策が必要かな、と思う。




ところでうちのサイトの場合は、エログロ情報満載が前提だったわけで、食用の人間の赤ちゃんやらリンチの映像を流しても苦情がきたことはまずない。

ただ、どういうわけか「カエルだけはかんべんしてくれ」と知らない読者に再三泣きつかれたことがある。

「掲載しないでくれ」からはじまり、「クリックで飛ぶようにしてほしい」とか、最後には「ではせめてモザイクをかけてくれませんか」とだんだんそのパワーも衰えていった。
カエルがいかに苦手か、トラウマになった幼少期の出来事まで詳細に(長文で)語られたものだが、私にはない感情なので、あの、毛嫌いする人というのもやたら新鮮だった。

執拗だったあのカエル女史……。
そこまでしてうちのサイトを見る必要ある~? 有益情報ゼロだよ……と思っていたけれど、あれはあれで相手をするのがなかなか楽しかった。
今日もどこかでカエルに怯えているのかと思うと少し気の毒な気もする。
平和なタイムラインで、おだやかなネット生活を楽しんでいるだろうか。

■  ■  ■ 


ではTwitterまとめ。



2017/12/19


#買物は怪物 コーシンしました
「ずーっと使えるステンレスソープ」
wtbw.blog50.fc2.com/blog-entry-169…
以前、ニオイが消えるよと紹介したけれど、Twitterでバズってたので再度掲載しました。そうか、バーベキューとか、あとは防災グッズとして保管しておいてもいいんですね。いろんな形があるよ
posted at 12:04:52



生け花リング これたしか怪物でも紹介したやつだと思う。 タンポポはいいですね。タンポポ
  fancy.com/things/1385995…



gabriel dishawによる、ビンテージルイ・ヴィトンとスターウォーズの融合。
www.designboom.com/art/last-jedi-…
posted at 15:05:16



北海道にあるのはバーだっけ……? こちらはスウェーデンのアイスホテル。寒いところは大の苦手だけど、エンターテイメントとして楽しむのはアリです。オシャレですね
  www.designboom.com/art/icehotel-2…
posted at 15:06:28



最悪リュック。スイッチを入れると日本語で光ります。
www.7gadgets.com/2017/12/18/cyb…
posted at 15:07:48


懸案事項の仕事は入稿したので、少し気が楽になっております。。。ここで気を抜くと大変なことになるのは毎年のこと……このループから抜け出せないのでいっそのこと大掃除やめるとかどうかな。
posted at 15:09:41

ところでブロッコリースプラウトの威力たるやすさまじいものがあり、今日は深夜まで仕事の予定でいたのでとくに用事はないけど、飲み会とかになってたらキャンセルしてたと思う。 先ほど、おかゆを買ってきました……
posted at 15:11:31

パリ在住のカメラマンLudwig Fabreによる教会内部の写真。 あーこういう視点もあったかーと思いました。
www.fubiz.net/2017/12/18/div…
posted at 15:22:21



Markus Henttonenの"Silent Night"シリーズ。 空き家にイルミネーションをプラスしてますが、この抑えたトーンの色合いが見事です。空き家前提なので、少し悲しげに見えるのもまたよい
www.fubiz.net/2017/12/18/bri…
www.markushenttonen.com
posted at 15:25:20



シベリア。波が瞬時に凍ってしまう動画です。 フツーの波よりも侵食してる感が強くてなんだか不気味
laughingsquid.com/waves-siberian…
posted at 15:27:41




アメリカ在住のイラストレーターIsabelle Staubさんいよる、キャラクターを独自のタッチにしてよりキュートさをあげております
www.boredpanda.com/repainted-cart…
isabellestaub.com/portfolio
posted at 15:41:3



顔だけ色がかわったミックス犬なのかな。シャーペイが強いみたいで愛嬌のある顔してます。動きがきっとかわいいだろうな
www.boredpanda.com/shar-pei-with-…
posted at 15:44:08



イタリアのアーティストMarco Grassiさん。 今人気のハイパーリアリスティックで、肌のひとつひとつの毛穴やシワまで恐ろしい限りですが、シュールレアリズムも加えているところが1番の魅力です。とはいえレースも布も本物としか思えないな www.marcograssipainter.com
posted at 15:49:43



Life in Detailの昆虫や植物からなる万華鏡のようなシリーズ「Life in Detail」
trendland.com/dissecting-nat…
www.karinmiller.co.za



私はたまに正義の女になるので、ウラの一通を逆走している車を見ると、両手を広げてとうせんぼしながら立ちはだかってしまう。いつか轢かれる。
posted at 16:12:29

こういう死に方なら、オンも私を誇れるんじゃないかな。そうでもないか
posted at 16:13:09


了。

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